やっぱりドミノは出してくれた!これはチーズバーガー?お盆に親戚集まってピザパーティー

  by 古川 智規  Tags :  

今年も夏休みは楽しめただろうか。帰省したり旅行に行ったりと多くの思い出を作ったことだろう。最近は核家族化や少子高齢化が進み、お盆だからといって親せきで集まる機会も少なくなり、あっても少数ということも珍しくない。
そこで、今年のお盆はきょうだいの多い親世代ではなく、さらに多いその子供らが発起人となり家族フル出席で声をかけてみたところ22名が参集した。もちろん各家庭からいくばくかの料理を持ち寄っての会合となるわけだが、なにせ年齢層が広すぎる。そんな時に便利なのがピザだ。今回は22名という大所帯に負けじと新製品のLサイズを5枚も発注してみた。

全員が何らかの関係がある親せきである。自分から見て親が1親等、きょうだいが2親等、叔父叔母と甥姪が3親等、いとこが4親等、その子どもらが5親等となり、そこまで血縁をたどれば家族全員出席していなくても軽く20名は超えるだろう。今現在、アクティブな年齢である昭和終盤生まれのいとこ同士が話を付けると、このような会合も可能なので検討してみる価値はある。

ドミノ・ピザ ジャパンは、本格的なバーガーの味わいをシェアして楽しめる「チーズバーガーピザ」シリーズを、2024年10月13日(日)までの期間限定で販売している。実は前年にも発売されその美味しさから定番化を望む声が大きかったはずだが、やはり今年も出してきた。本品は「目をつぶったらバーガー⁉」をコンセプトに開発を進めた新商品で、濃厚なチーズのコクが特徴的なチェダーソースをベースに「お肉感溢れるジューシーなビーフパティ」をトッピングした「チーズバーガークワトロ」と「ザクザク食感が楽しいクリスピーチキン」をトッピングした「チーズチキンバーガークワトロ」のクワトロ・ピザ2種、合計8種類が用意されている。ハンバーガーだと「ひと口ちょうだい♪」はちぎるしかないが、ピザなら1ピースごと楽しめるのも面白い。さらにクワトロ・ピザでは4つの味が1枚になっているので、様々なバーガーの美味しさを簡単にシェア可能だ。最年少の記者から見て5親等の従姪(じゅうてつ・いとこめい)は、ピザの香りにひかれて飛び出すのをあわてて母親(記者から見て従妹・いとこ)が止めに入る一コマもあり、宅配時から大騒ぎとなった。

ちなみに日本の法律で親族とは6親等以内の血族と配偶者、3親等以内の姻族なので、ここにいるのは全員が法律上も親族である。さて、もっともピザになじみ深い年齢であろうと思われる姪と従姪は同世代の平成生まれだが、さっそく何のピザなのかを告げずに食べてもらうことにした。

記者からすればハンバーガーでもピザでもそんなことはどうでもよいのだ。食べて美味しくて、楽しければそれでよいと考える。しかし、一人ならばそれでも良いが、大人数が集う場では多少の好みが入り乱れてしまうことは否めない。決してバーガー派とピザ派の二元論に固執するつもりはないが、ファストフードの王道としてどちらが好みであっても、どちらの要求も満足させる本品は面白い試みであり、記者が食べた感想としては味も含めてコンセプトは大成功に思える。

トッピングに肉やチーズが乗っているのはピザとしては普通であり不思議はない。よって1ピースつかんで見ただけではピザそのもので不振点はないはずだが、彼女らも特に怪しむことなく食べ始めた。

「あ、チーズバーガーにしか感じん!」「ハンバーガーやね」と、うなずき合った。食べた瞬間にバーガーにしか思えないという感想は、ピザとしてもバーガーとしても「いける」という意味において、意義があると思われる。その意外性と、多くの好みを最大公約数で満足させるとは大したピザだ。

少しお姉さんになった従姪の家族はドミノピザフリークで、ピザアカデミーに行くんだと意気込んでいたくらいのファンだ。よってピザを食べると満面の笑みで美味しさを表現する今回の主演女優賞モノだったことは疑いの余地がない。

今回の「チーズバーガーピザ」シリーズは子供から大人まで等しく「ハンバーガーを食べてるみたい!」と言ったので、大人数を集めての会合での意外性のあるシェアフードに本品は著しく合致するのではないだろうか。紡ぎ続けられる親族の絆は、親世代では難しくなっても世代を変えて親せきを集めれば、決して不可能ではなく、今こそ貴重な大家族の経験を若い世代にも経験させておいてあげたいものだ。今回は幅広い世代に受け入れられるピザを囲んでの親族パーティーだった。

※写真はすべて記者撮影

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