サラダボウル専門店「WithGreen」は、2024年6月30日(日)まで、初夏の季節限定サラダをWithGreenの全29店舗で販売する。
今回も例によって1つをイートインに、もう1つをテイクアウトとして、1日2食全部サラダの日を送ってみた。
今回のサラダは『初夏のトマトサルサとチリコンカンのメキシカンサラダ』と『旨辛砂肝ナムルとパクチーのサラダ』の2種類だ。季節限定メニューには必ず旬の野菜を取り入れている同店のサラダだが、意外に肉も入っていていわゆる「サラダ」とは若干イメージが異なる。しかし、十分に考え抜かれたメニューなので心配はいらない。
新生活からサラダランチを習慣化することによって、健康的な食生活のリズムが生まれ、体調管理の手助けにとの思いから、旬の栄養をたっぷり含んだサラダを食べて五月病や梅雨を乗り切る作戦だ。
五月病はなかなか深刻な新入社員をはじめとする若者の問題としてこの季節に取り上げられることが多い。悩みや苦しみから食生活が乱れ、体調を崩す要因にもなっている。せめて食生活だけでも健全にすることで、心と体のバランスを取ろうという作戦だ。
旨辛砂肝ナムルとパクチーのサラダ
「旨辛砂肝ナムルとパクチーのサラダ」の標準のトッピングは、塩麹しめじ・豆腐・トマト・パクチー・旨辛砂肝ナムルで、おすすめドレッシングは、ごまクリーミー。
ただし、ここで問題となるのが「パクチー」だ。好き嫌いがはっきり分かれる野菜の一つで、記者はこれだけはダメだ。そういう場合はスタッフに遠慮なく申し出ると、同額のトッピングならば同じ値段で交換可能だ。記者はパクチーを、ゆでたまごに変更してもらった。
サラダ初心者に提言だが、苦手な無理に食べる必要はないので、遠慮せず「嫌いだー!」と言うことだ。実は同店のサラダ注文者は意外にもトッピング変更の申し出は多いそうだ。それが全体としての野菜を食べ続ける秘訣なのかもしれない。
パクチーの強い押しがなくなったことと、それが卵に変更されたことと、ドレッシングがマイルド系なので、全体的に落ち着いた味に仕上がった。旨辛砂肝ナムルは単体では韓国料理系の味付けなのだが、それも全体がなじんで「どれが」という頭一つ飛び出た主張がなくなり、気が付けば全部平らげていた。
初夏のトマトサルサとチリコンカンのメキシカンサラダ
「初夏のトマトサルサとチリコンカンのメキシカンサラダ」はテイクアウトとした。トッピングは、トマトサルサ・きゅうり・紫キャベツ・玄米・チリコンカンで、おすすめドレッシングはメキシカンだ。
いつもならふたを開けてドレッシングを投入後に容器を振ってなじませるのだが、今回は少しでも夕食チックにするために玄米とチリコンカンだけを寄せて別皿に盛り付けることにした。つまり、タコライス風にして特に混ぜずにドレッシングをかける。
決して辛くはないチリコンカンの濃い味と玄米がタコライスの根幹となり、それにトマトサルサが加わりエスニックな夕食に仕上がった。特に何をしたわけではなく、別皿に盛りなおしただけだが手元で好きな具材や野菜を混ぜながら食べることによる味変も楽しめてお腹も心も満足だった。
ご飯が入っていても、肉が入っていてもサラダなので、大型連休で食べ過ぎた方や、連休後のことを考えると気が滅入る方は「とりあえずクヨクヨせずサラダでも食ってから考えよう!」でいいのかもしれない。
※写真はすべて記者撮影