インターネット掲示板『2ちゃんねる』創設者のひろゆきさんが「実質賃金マイナス過去最長 23カ月連続、2月1.3%減」と題された共同通信の記事を引き合いに出し、「経団連や政治家や資産家は好景気なので上級国民は庶民の苦労が見えない」とツイート。
それに対して「ひろゆきは上級国民と同程度稼いでそうですが、なぜ庶民の苦労が今も分かるんですか?」との声がX(旧Twitter)であがった。そんな疑問に対して、ひろゆきさんは以下のように返答している。
<ひろゆきさんのXツイート>
「おいらは日本に住んでないので日本に住む人よりデータを多く見ます。日本で暮らして餓死する知人と出会うことは、まず無いでしょう。日本で暮らす人は「日本で餓死する人はいない」と感じますが、食糧不足で餓死する人が毎年20人前後居ます。ときに経験は眼を曇らせます」
実質賃金23カ月連続減少。
賃金減少はリーマンショックで景気低迷した2007年9月~09年7月と並び、最長を記録。
外貨を稼ぐ業界や大企業は好景気で賃上げされ、庶民は可処分所得が減る二極化が拡大。経団連や政治家や資産家は好景気なので上級国民は庶民の苦労が見えない。https://t.co/LWNNTSlFD5— ひろゆき (@hirox246) April 8, 2024
おいらは日本に住んでないので日本に住む人よりデータを多く見ます。
日本で暮らして餓死する知人と出会うことは、まず無いでしょう。
日本で暮らす人は「日本で餓死する人はいない」と感じますが、食糧不足で餓死する人が毎年20人前後居ます。
ときに経験は眼を曇らせます。https://t.co/cm4eqALDab https://t.co/SmkR5Nz98r— ひろゆき (@hirox246) April 9, 2024
実際は餓死している人たちがいる
最近、テレビでは日本人の餓死のニュースが報じられていないように思える。以前は、稀にだが、餓死のニュースがテレビでも報じられていた記憶がある。ただ報じられないだけで、実際は餓死している人たちはいると思われる。
<総務省統計局・人口動態統計 / 食糧の不足での他界>
2015年: 男性12人 女性7人 計19人
2016年: 男性9人 女性6人 計15人
2017年: 男性17人 女性5人 計22人
2018年: 男性15人 女性7人 計22人
2019年: 男性13人 女性10人 計23人
2020年: 男性15人 女性8人 計23人
2021年: 男性13人 女性3人 計16人
2022年: 男性12人 女性3人 計15人
22人が食糧の不足が原因で他界
2017年の人口動態統計では、ひろゆきさんが言うとおり22人が食糧の不足が原因で亡くなっており。2022年のデータでも男性12人・女性3人の計15人が亡くなっている。賃金が低くとも飽食なイメージがある日本。そんな日本で餓死という最期を迎えている人がいる事実。みなさんはこのリアルをどうお思いだろうか。
※冒頭イメージ画像はフリー素材サイト『写真AC』より