国産野菜100%のサラダボウル専⾨店WithGreenは、2024年3⽉1⽇（⾦）から同年4⽉30⽇（⽕）までの期間中、春限定サラダを販売している。今回のサラダは『春キャベツとスモークチキンのサラダ』と『新じゃがとスパイシーキーマカレーのサラダ』の2種類でだ。食べてみたのでレポートする。
店舗で食べたり、オフィスに持ち帰って食べるスタイルが多い同店のサラダボウルだが、春のお花見シーズンやピクニック等のお出かけでも気軽にテイクアウトして「お外サラダ」を楽しむ季節になってきた。
一品目は「新じゃがとスパイシーキーマカレーのサラダ」で、こちらはイートインで食べた。トッピングとして、新じゃが/紫キャベツ/りんご/⽞⽶/キーマカレーが入り、おすすめのドレッシングはハニーミルク。
甘い野菜とりんご、ドレッシングが玄米+キーマカレーというまさにカレーライスに加わり、柔らかい甘みとカレーの辛さが絶妙にからむ。単独の肉は入っていないが、キーマカレーのひき肉が十分な肉感も出しているのでこれで満足だ。新じゃがは、香り高いジャガイモらしい風味を残していて、「食べている感」は深い。
このドレッシングはミルキーかつ滑らかなので、どの野菜にも合うしキーマカレーに加わってもまろやかになる極めつけのものだ。
同店で忘れてはならないのがスープ。日替わりなので必ず希望のものに当たるとは限らないが、どれが当たっても美味しいので安心していただきたい。この日はミネストローネとオニオンスープの二択。非常に迷う選択だ。個人的にはミネストローネが好きだが、これまでなかなか当たらなかったオニオンスープを苦渋の決断で選択した。非常に濃い味で、スープそのものが飲むサラダといっても過言ではないので、体を温めるアイテムとしては最適だ。
さて、テイクアウトにしたのは「春キャベツとスモークチキンのサラダ」だ。トッピングは春キャベツ/⼈参/りんご/オニオンマリネ/スモークチキンで、おすすめドレッシングは柑橘（かんきつ）といういかにも酸っぱそうな名称だ。
いつものように持ち帰って夕食にするために数時間放置したものを、開封してドレッシングをかけることから始める。柑橘ドレッシングは粘度があり、野菜によくからむように工夫されている。
一度開封した容器を再度閉じて、満足できるまで振る。これでドレッシングをからめるのだ。ちなみに数時間放置しても、ドレッシングをかけても野菜から水分はほとんど出ず、水っぽさはみじんもない。多少柔らかくはなるので、葉物野菜の歯触りが苦手な方は、寝かせておいた方が食べやすくなる。
よく混ざったらフォークで食べる。春キャベツのみずみずしく柔らかい甘みと、スモークチキンの肉感がたまらない。ちなみにサラダといっても肉はたっぷり入っていて、決してサラダの添え物ではない。そして柑橘ドレッシングは酸っぱいというよりも文字通りの柑橘系フルーツの風味なので、トッピングのりんごとよく合い、甘味・酸味ともに「塩梅（あんばい）」よい味に仕上がっている。
サラダと聞くと野菜ばかりが入った食べにくいものだというイメージがある方には敷居が高いものかもしれないが、だまされたと思って一度食べて見ることをお勧めする。他のものはともかく、同店のサラダはそれだけで食事になると思うことだろう。それだけサラダだけでも美味しいということだ。
記者も通常、サラダを食べることはほとんどないが、同店の新作が出るたびにイートインとテイクアウトでその日の食事はサラダだけという日があっても違和感がなくなるほどにまで「成長」したので、新年度を機にたまのサラダ生活を試してみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影
