“ロキ”ことトム・ヒドルストン登場に東京コミコン2023大盛り上がり!「演じたキャラクターがみなさんの心に残ることがわたしにも意味があるので本当にうれしい!」

  by ときたたかし  Tags :  

幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催の「東京コミックコンベンション2023」(以下「東京コミコン2023」)の2日目、“ロキ”ことトム・ヒドルストンのセレブ・ステージが実施されました。その一部を写真レポート!

トム・ヒドルストンが東京コミコンのステージに登場するのは、2018年以来、5年ぶりのこと。2018年当時、ファンとの再会を約束して閉幕したが、今回トム・ヒドルストンは「ロキ モ アリガトウ ト イッテマス」と日本語であいさつ。すると、会場を揺るがすほどの絶叫や悲鳴に近いファンの大声援が巻き起こり、その高い人気を証明していました。

ほどなく質問コーナーがスタート。ロキのツノ付きコスチュームを初めて被ったのは2009年だったそうで、「コミックで見ていた2次元の絵を見事に3次元化していて、王冠のようにも見えたし、“これからやるぞ!”という気持ちになりました」と当時の思い出を懐かしそうに語っていました。

続いてメインMCの小田井涼平さんが、SNSで話題の“ロキポーズ”を提案。トムと会場を埋め尽くしたファンのみなさんと一緒に両手の人差し指を頭に掲げて一緒にポーズを取る時間があり、満場のファンも大興奮に。「世界のコミコンでもこういうことやるのは日本だけですから」と、ライターの杉山すぴ豊さんも感謝の想いを込めて語っていました。

メインMCであるLiLiCoさんが、ロキがここまで愛されている理由について尋ねると、「ロキを演じてわたしの人生も変わりました。これだけ長く演じられているのはみなさんの支持のお陰です。ロキは神ではありますが、複雑で遊び心があり弱さもあり、チャーミングで、多面的なところもあって、とても人間的なところが魅力なんだと思います」と自身が思う人気のわけを話しました。

また、マーベルドラマ『ロキ』シーズン2の話題へ入った際、「わたしは14年間もこの役をやっていますが、ロキは旅の終わりには孤独でしたが、わたしにはいつもみなさんのようなファンがいてくださってまったく孤独ではありませんでした」と再びファンへの感謝を伝えると、会場には大きな歓声を拍手が巻き起こりました。

それから今回同じく来日しているベネディクト・カンバーバッチとは友人関係であり、その話題に。実は最近あまり会えてなかったそうで、今回はキャッツアップする機会になったそう。「久しぶりにここで会えて今日のランチは一緒に寿司を食べた。ワサビも好きなんです」とコメント。メインMCの小田井涼平さんが「ロキカラーです!」と言うと、「緑だからね(笑)!」とおおうけのトムヒ!

その後、ロキの名セリフも『アベンジャーズ』の「I am Loki of Asgard」をはじめ、4種類ほど生披露の後、最後にマルチバース空間でフォトセッションが行なわれました。ステージを埋め尽くすほどのMARVELキャラクターのコスプレイヤーのみなさんも登壇。このギャザリングにはマーベルコミック編集長のC.B.セブルスキーさんも登場。トムと握手をしました。

最後にトムは「コスプレイヤーのみなさんは本当にファンタスティックで素晴らしい。そして昨日からここでサインや撮影で会っているファンのみなさんもとても親切で、わたしにかけてくれる言葉にも心動かされました。わたしの演じたキャラクターがみなさんの心に残ることが、わたしにもとても意味があるので本当にうれしいです。ありがとう!」とメッセージ。爽やかにステージを後にしていました。

■「東京コミコン2023」開催概要

東京コミックコンベンション2023(略称:東京コミコン2023)
会期:
2023年12月8日(金)11:00~20:00
9日(土)10:00~20:00
10日(日)10:00~18:00
会場:幕張メッセ(〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
イベント内容:
・国内外映画、コミックなどの最新情報公開
・企業出展(限定・先行商品の販売、グッズの展示など)
・実際に映画で使用されたプロップ(小道具)や、レアグッズの展示
・最新技術を使った様々なコンテンツの体験
・海外セレブ俳優との交流
・ステージでのライブやパフォーマンス
・コスプレイヤーとの交流、コンテスト
・漫画家やイラストレーターの作品展示や販売、「アーティストアレイ」

お問い合わせ先: 東京コミックコンベンション事務局

(C) 2023 Tokyo comic con All rights reserved.

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo