漫画キン肉マン・ゆでたまご嶋田先生が苦言→ 電車でヘルプマークつけても誰も席を譲らず「正義はないのかこの日本」

週刊少年ジャンプで『キン肉マン』を連載して大絶賛。いま現在も漫画を描き続けて多くのファンを楽しませている巨匠・ゆでたまご嶋田先生。その彼が、冷たい世間に対して苦言を呈している。

ヘルプマークをつけていても誰も席を譲ってくれない

ゆでたまご嶋田先生はヘルプマークをつけて外出していたようだ。電車に乗ったものの、誰も席を譲ってくれず、唯一譲ろうとしてくれたのは「優先席に座っていたおばあさん」だったという。以下は、ゆでたまご嶋田先生のX(旧Twitter)のツイートである。東京都福祉局によるヘルプマークに関する説明もあわせて紹介する。

<ゆでたまご嶋田先生のXツイート>

「ヘルプマークをつける事になりました。しかし席は誰も譲りません。私はマタニティマークやヘルプマークの方を見るといつも席譲ってました。一度優先席に座っていたおばあさんが 私に席譲ってくれる素振り見せてくれました。流石に駅も近いのでそれは断りました。正義はないのかこの日本」

<ヘルプマークの説明>

「義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。ヘルプマークの配布や優先席へのステッカー標示等を、平成24年10月から都営地下鉄大江戸線で、平成25年7月から全ての都営地下鉄、都営バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーで開始し、さらに、平成26年7月からゆりかもめ、多摩モノレール、平成28年12月から、都立病院、公益財団法人東京都保健医療公社の病院へと拡大して実施しています。また、平成26年7月から民間企業への働きかけも実施しています。ヘルプマークを身に着けた方を見かけた場合は、電車・バス内で席を譲る、困っているようであれば声をかけるなど、思いやりのある行動をお願いします」

「ヘルプマークを身に着けた方を見かけたら電車・バスの中で、席をお譲りください。外見では健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいます。 また、外見からは分からないため、優先席に座っていると不審な目で見られ、ストレスを受けることがあります。駅や商業施設等で、声をかけるなどの配慮をお願いします。交通機関の事故等、突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な方や、立ち上がる、歩く、階段の昇降などの動作が困難な方がいます。災害時は、安全に避難するための支援をお願いします。視覚障害者や聴覚障害者等の状況把握が難しい方、肢体不自由者等の自力での迅速な避難が困難な方がいます」

ヘルプマークをつけている時点で配慮を必要としている人

ヘルプマークをつけていない場合、譲るべきかどうか迷う展開はあり得ることかもしれないが、ヘルプマークをつけている時点で配慮を必要としている人であることは明確。自身の体調や状況に問題がないのであれば、譲るのがマナー、いや、常識といえるのではないだろうか。

皆さんはどうお思いだろうか

たとえ優先席でなくとも、ヘルプマークをつけている人や、目視で配慮が必要と判断した人には席を譲っていきたいところだが、皆さんはどうお思いだろうか。



※冒頭イメージ画像はフリー素材サイト『写真AC』より

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