最近はスマホにさまざまなデバイスがつながり、結果をアプリで取得し集計できるようになった。まさにIoT全盛時代になりつつある。以前に体組成計とメジャーがアプリにつながって便利に計測できる記事を書いたが、今度はハンディガンという強力なマッサージマシーンがつながるというのでレビューする。
※参考記事
体組成計にメジャーまでスマホ連動の時代!なんでも測ってアプリで管理が健康の第一歩?
https://rensai.jp/440293 [リンク]
RENPHOの体組成計やメジャーは1つのアプリで統合管理できた。しかしこのハンディガンも同じアプリに接続できる。マッサージマシーンをアプリにつないでどうするというのだろうか。その辺がまさに疑問だった。
キャリングケースには本体と多くの部位に合わせたヘッドが納められていた。これらをどの部位に使用するのかはまったくわからない。かなり強力なので適当に付けて自分の体にあてるわけにもいかない。
Bluetoothで「Renpho Health」アプリと連携すると、アメリカの専門家が監修したビデオが流れる。希望する体の部位やニーズに合わせてビデオを見ながらハンディガンを動かすだけでプロのボディリラクゼーションが行われ、本体の振動速度も自動で変わり、一連のプログラムが終了すると自動で電源が切れる。
USB充電式なので大したモーターではないだろうと考えていたのだが、とんでもないトルクでヘッドが動くので、例えるならばまるでインパクトレンチのような強力さだ。ちなみに重量はかなりあり女性には重たいのかもしれないが、そもそもの発想が間違っていた。これは持ち上げて積極的に体に押さえつけるモノではなく、その重量で体に「置けばいい」のである。よって最初に持ち上げるだけで、あとはビデオに従って滑らせるだけでよい。持って自分の力で押さえつける必要がないパワーなのを理解する必要がある。
そしてアプリに沿って行ったプログラムは記録され、統計的にどこの部位のマッサージをどれくらいの頻度で行ったのかがわかる仕組みになっている。前述の体組成計やメジャーと合わせて使用すれば、効果的に自分の体を知ることができるだろう。記者の体で写真を撮ろうと思ったのだが、あまりのヘッドの速さに写真が止まらず断念したほどのスゴ技でマッサージしてくれるので、それは安心していただきたい。
もちろんマニュアル操作で動作させることも可能なので、アプリのビデオ内容を覚えるほどやれば、自分で適切なヘッドを取り付けて自分の思い通りのマッサージができる。
体の左右で行う部位の場合は、どちらかが終わったら終了した方は力が抜けて楽になっている快感を覚えるので、すぐにわかるはずだ。それほど強力なパワーで行うマッサージをアプリにつないで気軽に行うことができるのはまさにゲーム感覚で現代のニーズにマッチしたパワーマシンだった。
※写真はすべて記者撮影