サントリー食品インターナショナルは、「水」感覚で1日不足分の食物繊維をすっきりおいしく補給できる「サントリー天然水 ファイバー8000」を全国発売している。いわゆるフレーバー水だが、最近多く見かけるようになってきた。飲んでみたのでレビューする。
「サントリー天然水」は、ナチュラルミネラルウォーターを中心に、炭酸水・フレーバーウォーター・果汁飲料など、さまざまな商品を展開し「水」の新たな楽しみ方を提案するブランドだ。コンビニやスーパー等で数多くのフレーバーを目にすることができる。果汁飲料として「サントリー天然水 きりっと果実 オレンジ&マンゴー」を発売したが、これは美味しかったのを覚えている。果汁の入ったジュースを飲んでいる感覚なのに水なので罪悪感が少ない。
実際に近年は手軽かつ効率的に必要な栄養素が摂れる商品に対するニーズが拡大している。一般的に、栄養素は瞬間的に摂るよりも、継続的に摂ることで効率的に摂取できると言われていることから、同社では日常的にこまめに飲む「水」と栄養素の親和性が高いのではないかと考えた。今回は飲料で手軽に摂取したい栄養素のうち、特に「水」との掛け合わせに新規性があり、ビタミンに次いで人気の高い「食物繊維」にフォーカスした商品として食物繊維を補給できる飲料として発売した。
飲んでも食物繊維がわかるわけではないので、純粋に水としての味を感じてみた。まずペットボトルを開封した途端に桃の香りが強く感じられる。これは成分からすれば香料ではなく主に桃から抽出して濃縮したエキスからのものだと判断できる。そして味はかなり濃い桃の味だ。確かに果糖も砂糖も入っているので甘いことは事実なのだが、ベースが水なのでサッパリしている。
そしてその甘さは甘味料由来ではなく果糖や砂糖由来なので、常温でも違和感がないのがありがたい。甘味料由来だと常温では甘味料ばかりが感じられて全体の味が台無しになってしまうからだ。もっともコストのことを考えれば甘味料を使う選択肢もあったはずだが、本品はそれをせずに甘さは桃由来のエキスと果糖と砂糖にしているので、誰にも好かれる「美味しい水」として受け入れられるだろう。もちろん食物繊維の摂取は意識せずに行われ、香りも美味しいので女性にはいいのではないだろうか。
※写真はすべて記者撮影