スナック菓子を製造・販売するジャパンフリトレーは、2021年12月よりテスト販売を開始しているドリトスと相性抜群の本格サルサ『ドリトス DIP サルサ』を2023年4月3日(月)より販売拡大した。また、パーソナルユース需要に対応したカップタイプの新商品『ドリトス CUP Style グリルド・タコス味』と『ドリトス CUP Style スモークド・チーズ味』を、同日2023年4月3日(月)より全国発売を開始した。スナック菓子のソース別売りという試みだが、どんな味なのか食べてみた。
『ドリトス DIP サルサ』は、日本におけるトルティーヤチップスの需要拡大と食シーンの多様化を背景に、「ドリトス」の新たな提案として2021年12月よりテスト販売を重ねてきた。ドリトスをもっとおいしく楽しく味わえる、本格サルサとして好評だったことから、販売拡大が決定した。
目で見ても楽しい、ザク切り野菜入りのピリ辛本格サルサ。フレッシュ感溢れるトマトの酸味や玉ねぎの旨味、ハラペーニョの辛味に隠し味のスパイスが思わずやみつきになる味わいだということだ。「ドリトス」と一緒に楽しむことで、ドリンクのおともとしては勿論のこと、間食や軽食としても楽しめる。
少人数や一人でも手軽に食べやすい、ドリトスを新しいスタイルで楽しむ事ができるカップタイプの新商品は、立体的なS字形状による心地よい多重食感で従来の袋入りの製品と変わらず、フレーバーの風味と余韻が楽しめる。カップタイプは自立し、スペースを取らないので、スマートフォンを見ながら・音楽を聴きながら、どこでもどんなシーンでも自分時間を楽しめる。
同社では10年以上前から「ドリトス」の食領域へのチャレンジとして、サルサを発売してきた。近年、国境を越えてSNS上で食シーンをシェアする機会が増加したことで、様々な食べ方が広がり「ドリトス」をスナック菓子としてだけでなく、食事として楽しむことが受け入れられるようになったのが背景の一つでもある。『ドリトスDIPサルサ』は一部店舗でのテスト販売からスタートし、POSデータ分析による若年層からの支持を得られたことや、併売分析の結果「ドリトス」単体だけでなく様々なドリンクとの併用など、喫食シーンの広がりが見られ販売店での相乗効果も確認できた事から販売拡大を決定した。
さて、この別売りのソースだが見た目はかなり辛そうだ。開封すると確かに唐辛子系の香りがする。しかし、実際にはトマトソースの色なので、思ったほど辛くはない。じんわりと効いてくるピリ辛なので、辛いのが苦手な方でも全く問題はない。トマトのさわやかな酸味と、辛さと入っている野菜の食感がスナック菓子を軽食の域まで引き上げているのは間違いない。
そして、別売りとはいえ内容量の多さはなかなかの英断だ。カップタイプだと1本に相当量を乗せても全部食べるのに余るほどだ。よって余った分は手持ちの野菜スティックや、カップラーメンやパスタと合わせてオリジナルの食事を楽しむことも可能だろう。
工夫次第で使える「オプション」が、もしかしたらメインの調味料に昇格するのかもしれない。
もはやスナック菓子とは言い切れないドリトスの誕生だ。
※写真はすべて記者撮影