日清食品は「ゆでるからうまい! 日清のどん兵衛 もっちり太うどん 2食パック」「ゆでるからうまい! 日清のどん兵衛 なめらか太そば 2食パック」と、「日清のどん兵衛のおいしいふっくらおあげ 2枚入」「日清のどん兵衛のおいしいサクサク天ぷら 2枚入」を発売している。
どん兵衛というと、カップうどんの王者的な存在でそばを含めてそのおいしさに定評があるのは議論を待たない。その袋麵が登場したということだ。うどんもそばも2食入りなので、1個買えば2食分を購入することになるのだがパッケージには定番の「あげ」や「天ぷら」の写真がない。
というのも、本品は「きつねうどん」とも「天ぷらそば」とも言っていない。あくまでも、太うどんと太そばなので、あげや天ぷらは入っていない。素うどんとかけそばなのだ。
では具材はどうするのかというと、ちゃんと別売りで販売されている。色こそきつねうどんと天ぷらそばに合わせているが、オプションであればどちらでも構わない。天ぷらうどんでもきつねそばでもよい。
ちなみに大阪では「きつねそば」というものはないし、「きつね」はうどんでしかない。それに当たるのは「たぬき」であり、たぬきは「きつねそば」でしかない。大阪で揚げ玉を入れたものは「はいからうどん」「はいからそば」という。
うどんの前に鍋を食べる!
さて、お湯を注ぐだけではなく、せっかく煮込まなければならないのであれば、うどんの前に鍋を食べることで満足する1食分としたい。
鍋でもよいが、今回は電子レンジで袋ラーメンが作れる容器を使用する。野菜や肉を生のまま容器に入れ、粉末スープと水を加えて電子レンジに10分程度かける。うどんはまだお預けだ。
電子レンジが終わったらお好みでゆで卵や、七味唐辛子を加えて鍋料理の出来上がり。そもそも味わい深いどん兵衛の出汁の出来が良いので、鍋料理のスープとしても最適だ。
お一人様用のラーメン容器なのでそのまま食べると、洗い物はこれだけになるので便利だ。今回はスーパーで売っている野菜炒め用のカット野菜と、カットされた鳥の胸肉を入れただけだ。なんならゆで卵も売っているので生卵をゆでる必要もない。
鍋の具材を食べ終わればいよいようどんの登場。カップのものよりも若干太い麺を容器のスープに入れて、再度電子レンジにかける。5分程度でOKだ。
あげは最初に入れてほいたほうがいいが、天ぷらは後乗せがベスト。いずれのオプションも2つ入っているので、両方乗せでもいいし、好きな具材を一緒に煮込んでオプションなしでも構わない。
うどんは火が通ると透き通るので、少しだけ芯が残る程度がいいと思ったが、これは食べる人の好みだ。天ぷらはいつものサクサクで、あげはカップのものよりも数段味が濃く、濃厚かつ分厚いものに感じた。どん兵衛の出汁に加えて野菜や鶏肉のスープも合わさり、かなり本格的な煮込みうどんになった。
さらに食べたければ、残ったスープにパックご飯を加えて雑炊にまで発展させることもできる。袋うどんやそばが、野菜もふんだんに食べられ2度も3度も美味しい満腹ごはんになるので、トータルでみてインフレに強い味方になりうそうだ。
※写真はすべて記者撮影