昨年3月に発売されて人気を集めた日清の「最強どん兵衛」シリーズ。当初は数量限定の発売で割とすぐ売り場から姿を消してしまったのですが、おそらく年越しそばのタイミングに合わせたのか現在は「きつねうどん」「かき揚げそば」の2種ともに再発売中となっています。
食べたことがない人は何をもって最強としているのかわからないかと思いますが、その特徴が特にわかりやすいのが「最強どん兵衛 きつねうどん」の方。通常の2倍はあるんじゃないかというお揚げと極太麺は一目見れば違いがハッキリとわかりますし、雑味が少なく透明感のあるおつゆもとても美味しいのです。
極太麺をきつねうどんにしか使わないのはもったいない
そんな最強どん兵衛きつねうどんの極太麺はほかのカップ麺と比べても個性が際立ちまくっています。なんせ待ち時間が8分も必要な麺なんてほかにありませんから。
この麺をきつねうどんにしか使わないなんてもったいない。カップ麺業界の損失です。ってことで、袋麺の焼きそば方式で最強どん兵衛きつねうどんを焼きうどんにしてみることにしました。
最強どん兵衛で“最強焼きうどん”を作る
袋麺の焼きそば方式とは、お湯を沸騰させたフライパンに乾麺を入れて柔らかく戻し、そのまま水分を蒸発させて調理する方式のこと。麺がある程度柔らかくなったらひっくり返し、全体をほぐしながら一気に加熱することで、少量の水でも麺を戻せるのです。
とりあえず今回は通常通り作るときと同じく410mlの水で作り始めてみましたが、これでも多すぎました。その場合は途中でお湯を捨てて調整すればOK。
あとはせっかくなので具材も追加していきます。ローソンで売っていた冷凍の肉入りカット野菜をそのまま投入してみました。
そして仕上げに最強どん兵衛きつねうどんの粉末スープで味付けすれば完成です。
もっちり麺とだしがウマい和風焼きうどん
こちらが最強どん兵衛で作った焼きうどん。見るからにつややかでもっちりしている麺がなんともウマそう。実際カップ麺は熱湯を注いで待つよりも、沸騰しているお湯で加熱し続けるほうがぷるんと美味しく仕上がるんですよね。
肝心の味も見事にドハマリ。6種の合わせだし効果で旨味がドバドバとあふれ出す、贅沢でありながら上品な和風味。ソースで作る焼きうどんもいいけど、和風焼きうどんもやっぱり最高ですな。そして麺もばっちり喉越しがよく、それでいて弾力もしっかり。とても元がカップ麺だったとは思えません! 最強どん兵衛は見事に最強焼きうどんになりました!
もしかしたら味が濃くなるかもと思いましたが、肉入りカット野菜をたっぷり入れたことで結果的にちょうどよくまとまりました。具材少なめで作るなら粉末スープを入れる量も減らして調整するのがよさそうです。
調理が面倒な人は最強どん兵衛のフタに穴を開け、カップ焼きそば風に湯切りをして作っても雰囲気を味わえるかと思います!