ドミノ・ピザ ジャパンは大阪市淀川区の「ドミノ・ピザ 東三国店」において、2022年12月26日(月)午前11時から2023年1月2日(月)午前11時までの7日間、ドミノ・ピザの日本売り上げNo.1記録に挑む「年越しチャリティーチャレンジ」がスタートした。
企画の背景
本日スタートした東三国店限定「年越しチャリティーチャレンジ」は、今から31年前の1991年に東京の「馬込店」が樹立した、「ドミノ・ピザ週間売上最高記録」に挑むものだ。当時、1週間で1,253万円を売り上げたこの記録は破られることなく伝説の偉業として語り継がれている。
この記録に挑戦する店舗を募集した結果、大阪の「東三国店」が名乗りを上げた。「東三国店」は、1988年に関西エリア初出店を果たした大阪一号店である「新大阪店」から暖簾(のれん)を分けた歴史ある店舗だ。
お客さんのメリットは?
ところで、この馬込店が叩き出した1週間の売上・1,253万円を超えるために、やれることはなんでもやるというノリで、チャレンジ期間となる2023年1月2日(月)午前11時までの7日間は東三国店限定で、次のようなお得すぎる内容でお客さんを迎える。
1.チャレンジ期間中は24時間営業・フル稼働でピザを宅配
2.毎日深夜0時から翌朝11時まで、1-2ハッピーレンジのMサイズピザがお持ち帰り限定で500円
3.Lサイズピザを買うとMサイズピザ2枚無料
この他の取り組みとして、ピザ1枚につき100円を大阪の子育て支援のNPOに寄付し大阪へ還元する。ピザを購入することにより、大阪への支援が自動的にできるので、お客さんと同社が共同で社会貢献する形になる。上の写真は期間中に使用する予定のピザを入れる箱で、全部使い切らないと記録更新にはならないので退路を断った背水の陣で挑んでいることがわかる。
当事者たちの想い
12月26日朝に同店で行われた記者発表会では、記録ホルダーや挑戦者、招かれたNPO法人の代表者がそれぞれの思いを述べた。
現在「ドミノ・ピザ週間売り上げ最高記録」ホルダーの東京・馬込店 元ストアマネージャー(現西日本営業部部長代理)/高井 寿氏は、NO PEOPLE NO SALES!中本君(挑戦者)、この部分は認めましょう!私への挑戦権はあると思います。当時、30分以内に配達という、お客様との約束を守るために常にアツアツのピザを届けることに尽力していました。オープンしてから1年半、毎日美味しいピザと安定したサービスを行ったことにより、リピートオーダーも増え、売上が着実に上がっていきました。31年間破られていない記録は、1年に1番売れる年末年始やクリスマスにメニューをポスティングし、周りからはクレイジーだと言われました。しかし、私たちは、1年で一番売れるときだからこそ、もっと、たくさんのお客さまに注文してもらいたいという熱い思いで、48名のクルーと成し遂げました。大阪が東京を超えるなんて100年早いわ!売れるもんなら売ってみな(笑)。と述べた。
そして、挑戦者の東三国店 店長/中本 拓哉氏は、ドミノ・ピザ史上、No.1売上の記録を東京の店舗が31年も持ち続けているというのは、大阪人としての誇りが許しません。自称最強店舗と自負している東三国店が頑張ります!ドミノ・ピザの歴史を大阪が塗り替えてみせます。そして、ただ売上記録をあげるだけというのも、愛が足りないと思います。長年ご愛顧いただいている大阪のお客様にもっと幸せになってほしい。だから、大阪の子どもたちを支援しているNPOにピザ1枚につき100円売上の一部を寄付させていただきます。大阪の子どもたちの笑顔のためにがんばろう、ということで、私たち店舗クルーのモチベーションも爆上がりです。大阪の人たちにアツアツのピザと幸せを届けたいんや!と述べた。
寄付等の支援を受けるNPO法人の代表者たちは、お礼や期待を述べつつも、一様に記録ホルダーの東京に対抗心満々で「大阪」の団結心を強く感じる場面があった。どちらかというと一緒に記録を達成する応援者という立ち位置での参加だったように感じた。
大阪はとかく東京に対抗心を燃やすイメージがあるが、それは大阪という地域の団結心の表れであり、にぎやかなことが大好きで何でもネタにしてお祭り騒ぎにしてしまう楽しい大阪気質を表していると感じた。スタッフが開店前にすでにピザを作り始めていて、デモンストレーションなのかなと思って聞いてみると、すでに数枚の注文が入っているようで、その後も電話での注文が短い間隔で入っていた。
地域のお客さんも巻き込んで静かに始まった記録更新への挑戦だが、実際に東三国店で購入すればお得すぎる内容なので、御堂筋線や北大阪急行でわざわざ買いに来てもお釣りがくる。ただし期間中は24時間営業なので、くれぐれも終電の時刻には注意したい。
※写真はすべて記者撮影