「久々に夢中になってギターを練習しています」 “ネオ・ソウル・ギター”が注目されている理由

  by リットーミュージックと立東舎の中の人  Tags :  

写真・星野俊(※を除く)

1月18日にリットーミュージック から発売される『ネオ・ソウル・ギター入門』(著・ソエジマトシキ)は、旬なギター・スタイルである“ネオ・ソウル・ギター”を全方位から学べる教則本。今や多くの人が取り組んでいるネオ・ソウル・ギターとは一体どんなものなのでしょうか? ざっくりまとめてみました!

数年前からSNSを中心に盛り上がっているおしゃれなギター・スタイルがネオ・ソウル・ギター。ギター歴の長いベテラン勢にわかりやすく例えると、名手デヴィッドTウォーカーの演奏をより現代的にしたような感じとも言えます。

InstagramやYouTubeなどのSNSを中心としてシーンが形成されているのが特徴で、Instagramで「#Neo-Soul」というタグを検索すると、世界各国のギタリストたちの投稿を見つけることできます。シーンの立役者のひとりであるブラジル出身“マテウス・アサト”(Mateus Asato)はアルバムをリリースすることなくSNSで自作曲を発信し続け、ワールドツアーまで行うほどの支持を集めました。時代を反映していますね。

そんなネオ・ソウル・ギターのスタイルを身につけられる日本初の教則本が、1/18に発売される『ネオ・ソウル・ギター入門』です。以下のような人に、ぜひお薦めしたい一冊です。

SNSに演奏を投稿してみたい!

SNSを中心にして生まれたスタイルなので、当然“映える”演奏になります。伴奏なしでもカッコいいというのもポイントで、スマホでサッと撮影して気軽に投稿できるのです(十分うまくなれば、ですが……)。録画して投稿すると、自分の演奏を客観的に判断するきっかけにもなります。ギター仲間を増やすこともできて、大きなステップアップの第一歩になることでしょう! ぜひ練習の様子を録画し、ハッシュタグ「#Neo-Soul」を付けて投稿してみてください。

▲この本の模範演奏も全編がYouTubeに動画が公開されています。練習したらどんどん投稿しましょう!(※)

ジャズに(何度も)挫折してしまった!

憧れを持ってジャズにチャレンジするギタリストは多いですが、本格的なジャズはそう簡単に弾きこなせるようにはならないため、残念ながら挫折してしまう人もいます。ネオ・ソウルのアドリブ・ソロにはさりげなくジャズのテイストが取り入れられています。このページの下にあるリンクから、本の紹介ページにアップされている最終課題曲を聴いてみてください。「ジャズ・ギターそのものよりも、こういう“ジャズっぽい”ギターを弾きたかったのかもしれない……」と感じる人もいるはずです。

▲ソウルフルなテイストにジャズっぽさをちょっとだけ取り入れるさじ加減が、ネオ・ソウル・ギタリストの腕の見せどころ! 本書では挫折しないで習得できるよう、使いまわせるフレーズを覚えていきます。(※)

セミアコまたはストラト・タイプを持っている

ギンギンに歪ませたギターもカッコいいですが、エレキ特有のクリーンな音色でニュアンスたっぷりに演奏するネオ・ソウルは、ギター好きにはたまらないものがあります! 数あるギターの中でも豊潤なクリーントーンが作りやすいセミアコ(ES-335など)は、ネオ・ソウルで特に重宝されています。

セミアコに次いで使用者が多いのがストラト系やテレキャス系。ネオ・ソウルはシングルコイルの繊細なニュアンス感を活かせるジャンルでもあるのです。良いエレキギターをお持ちの方、ぜひネオ・ソウル・ギターを習得して、自慢のギターの良い音色を引き出してあげてください! (メタル仕様のロック式トレモロ付き変形ギターでソウルフルな演奏をする人もいるので、音が気に入っているならどんなギターでもOKです)

▲ネオ・ソウルには、クリーントーンが気持ちいいギターが似合います。このようなセミアコ・タイプはその代表格! もちろん気に入った音が出ればどんなギターでもOKです。

ネオ・ソウル・ギターは、どんなバンドでも重宝され、ジャム・セッションでも活躍できて、SNSでも人気があるという死角なしのスタイル。「そういえば、最近ギターをあまり練習していないな〜」というあなた! ぜひ『ネオ・ソウル・ギター入門』を手に取って、チャレンジしてみてください。新しい世界が見えてくることは間違いありません!

『ネオ・ソウル・ギター入門』
著・ソエジマトシキ
定価:本体2,000円+税/CD付き
https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3120217103/

リットーミュージックと立東舎の中の人

( ̄▼ ̄)ニヤッ インプレスグループの一員の出版社「リットーミュージック」と「立東舎」の中の人が、自社の書籍の愛を叫びます。

ウェブサイト: https://www.rittor-music.co.jp/

Twitter: RittorMusicNews

Facebook: RittorMusic