あなたがリアルな夢を見られるようになるための3つの方法

  by みるみ  Tags :  

良い夢を見た翌朝にまず思うことは

「あ~もっと長く見ていたかったな~」

だと思いますが、いやいや待ってください。そもそももっとリアルな夢を見られたらさらに幸せになれると思いませんか?

睡眠中の意識制御の訓練、各種の夢見の技法を体得した筆者が「リアルな夢を見られるようになるための3つの方法」を紹介します。

1.夢日記、リアリティチェック

夢の細かな情景をリアルに感じるためには、まず夢の中での感受性を鍛える必要があります。

そのために広く推奨されているのが夢日記です。

目が覚めたらすぐに、何をするよりもまず先に見た夢の内容についてなんでもいいから書きまくります。

記入内容は

  • ・単語の羅列
  • ・文章形式
  • ・箇条書きでリストアップしまくる
  • ・イラスト

などなんでもOK。とにかく少しでも夢の内容を思い出そうとする作業自体が大事なんです。

これによって「夢を思い出す」という作業自体に脳が慣れていき、無意識下でも夢への興味が上がっていきます。そしてこれは夢の中での覚醒度も上がっていくことを意味します。

寝ているときは目覚めない範囲で脳に活発に動いてもらった方が良いです。その方が夢の中での感覚や記憶のしやすさが向上するからですね。これを「覚醒度」と呼んでいます。

そしてさらにリアリティチェックも普段から頻繁に行います。

これは「夢の中で本当に夢なのかどうかを確かめるための方法」です。やり方は「ここは本当に夢の中なのか?」とマジで心から疑いながら手のひらを見つめて訴えかけ、そこに向かってもう片方の手の指を突き立てる、というもの。

指が手のひらに当たるその瞬間まで、「ここは夢の中じゃない」と思ってはいけません。本当に夢なら指が手のひらを貫通しますが、もちろん現実世界ではそんなことは起きません。しかし指が当たるまでは「本当に夢かどうか心から疑う」ことを一瞬もやめてはいけません。

こうすることによって、夢の中でも勝手にリアリティチェックをするようになります。

で、指が突き抜けますよね。そこで異常に気付き「ここは夢!?」と思えたら勝ちです。もうあなたの自意識を夢の中に持ち込むことに成功しています。

当然夢の中での覚醒度も著しく向上し、リアルな夢を見て、かつ覚えておける可能性も高くなるというわけです。

2.瞑想(入眠時の覚醒度制御)

2つめと3つめは少しアプローチを変えた手法で、それぞれが対応し合っています。

まずは「入眠時に覚醒度を制御する方法」からです。

起きている状態から眠りへ就くとき、当然その覚醒度は段々と下がっていきます。ということは眠りに入ってからすぐの状態を利用できればとてもリアルな夢を見られる可能性が高そうですよね。

そのためには極力雑念を消して、かつ夢の中で得る五感をフル稼働させておく必要があります。
これを実現するために瞑想を行うんですね。

実際には瞑想の中にも様々な種類があるわけですが、ここでは難しいことを考える必要はありません。

  • ・意識を沈め心の波をなくすこと
  • ・五感を刺激する世界を想像しまくること

この2つだけを意識しておけば、豊かな感覚を持ったまま夢の中へと落ちていけるでしょう。

これは「ビジュアライゼーション」という手法とも関連があり、明晰夢(※)を見る方法としても重要なポイントです。

※明晰夢とは「夢の中で夢と気付ける夢」のことです。みなさんもたまに経験したことがありませんか?
言うまでもなく、「リアルな夢」の延長線上にある存在だと思ってOK。リアルな夢を見るための各訓練は、そのまま明晰夢を見るための方法にも繋がっているんですね!

3.強制的に起こしてから再び寝る(出眠時の覚醒度制御)

最後3つめのアプローチは出眠時、つまり起きる前後を利用した手法です。

眠りに落ちるときも覚醒度が高い瞬間があるなら、当然起きるときも高くなっていますよね。このタイミングを無理やり作り出します。

やり方は体系化された手法がいくつも存在しますが、簡単なものは「目覚ましで強制的に自分を叩き起こし、うつらうつらしている状態で先ほどのビジュアライゼーションっぽいことをやるだけ」という手順。

起きた直後は「起きているのに脳は寝ぼけている」という状態になりやすく、このタイミングを狙って再び眠りに付くことで高い覚醒度を持ち込むことが可能になります。

目覚ましをセットする時間は90分の倍数、もっと言うと6時間がおすすめです。実際の睡眠時間が6時間になるよう上手く調整することが肝要です(ベッドに入ってから眠るまでのラグを考慮する)。

ちなみにこれは「DEILDテクニック」という名前がついています(ちょびっとアレンジが入ってますけど!)。

おわりに

各種覚醒度のコントロール方法をご紹介しました。

さっき触れたようにリアルな夢を見ようとする姿勢は明晰夢というさらに楽しい体験をも引き寄せるという点に注目するべきです。明晰夢を狙って見られる人など、なかなかいませんよ(僕も長らくこういう界隈にいますが、明晰夢を自由に見られる人はかなり少ないと感じています)。

さらにさらに、意識の制御訓練をすることによって五感を得た上に自分の意志で動くこともできる「体外離脱」さえもできるようになり得ます。

これは完全に自分だけの世界を作り出すことができると同義であり、事実上「新世界の王」です。

毎日の睡眠でちょっとずつ意識を変えていき、あっと驚くレアな体験をしてみませんか?

画像:Pixabay
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文章を書くのがとても好き。雑記ブログ「みるめも」の運営者。 その他いくつかサイト運営もしており、Web制作/サイトカスタマイズ/Webアプリケーション開発など技術にも明るいです。 本業は技術職。メーカーでハード/ソフト問わずエンジニアをやっています。

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