チキンラーメンは鍋で煮込んだり、丼に入れて熱湯を注ぐだけでも作ることができる、とっても便利なインスタントラーメンですよね。忙しくて料理をするのが面倒なときや、キャンプや山登りのお供として、さらには災害時の非常食としても重宝する食べ物です。
鍋や丼を洗うのが面倒なときもある
しかしチキンラーメンを作るのが簡単だとはいえ、当然ながら鍋で作れば鍋を洗う手間が生じますし、丼で食べれば丼を洗う手間が生じます。食べたらそのまま容器ごと捨てられるカップラーメンと比べると面倒に感じてしまいますよね。
「無性にチキンラーメンが食べたくなった! 食べないと死ぬ! でも鍋や食器を洗うのはもっと死ぬ!」なんていう気分になったら、どうしていいかわからなくなって、結局死んでしまうかもしれません。
そこで今回はチキンラーメンの袋に直接熱湯を注いでチキンラーメンを作ってみることにしました。もし失敗したらやけどするかもしれませんが、死ぬことはないでしょう。成功すればカップラーメンと同様に食べ終えた袋をそのまま捨てることもできます。危険そうなので真似しないでほしいですが、とりあえず僕が実験してみることにしました。
チキンラーメンの袋に直接熱湯を注いでみた
というわけでチキンラーメンの袋を開け、アツアツの熱湯を注いでいきます。入れた瞬間に袋が溶けたり、穴が開いてしまうようなことはありませんでした。よし、いけそうだ!
ところがどっこい。熱湯は無事に注ぐことができましたが、卵を入れるのが一苦労でした。熱湯を注いだ袋は手を離せば当然スープがこぼれてしまいます。片手で袋をしっかりと支えながら、片手で卵を割り入れなければなりません。なかなかの難易度でした。
片手で卵を割るのが苦手だという人はあらかじめ食器に割っておけば簡単かもしれませんが、そうすると結局卵を割り入れた食器を洗うことになってしまいます。頑張って卵を片手で割り入れましょう。
そして3分もすると見事に麺がほぐれ、チキンラーメンが完成しました。袋のままでも問題なく調理することはできるようです。
ただし問題はここから。丼に移して食べるチキンラーメンよりも圧倒的に食べにくいことは間違いありません。
食べる難易度が格段に高くなる
チキンラーメン自体はもちろん美味しいのですが、袋は自立させることができないですし、スープが入っている部分を持つとやけどしそうなレベルで激アツ。スープの中に手を突っ込むようなものですからね。
ゆえに袋の上の部分をつまむように持ちながら食べなければなりません。これはなかなか食べにくいし、油断したらすぐにスープをこぼしてしまいそう。うっかり熱湯をなみなみと注いで作ってしまったら、その時点でジ・エンドとなりそうです。
スープを飲むのはさらに大変でした。チキンラーメンの袋は丼やカップと比べると当然柔らかいので、スープを口に運ぼうとすると袋が変形したりします。最新の注意を払わないとスープを勢いよく顔面にぶっかけてしまうことになりかねません。スープを顔面にぶっかけたら間違いなくやけどします。死なないかもしれませんが、大変危険です。
検証結果:絶対にやるべきではない
検証してみた結果、食べている途中に袋に穴が開いたりすることもなく、問題なくチキンラーメン自体を作って食べることはできました。ただし一瞬でも気を抜くとやけどしてしまう危険が常につきまといます。とても安心できませんし、ラーメンを食べてホッと一息つくことは絶対にできません。
「やけどしても構わない。とにかく鍋や食器を洗ったら死ぬ」という強い意志を持っている人や、やけどするかもしれないというスリルをチキンラーメンのトッピングにしたいという人以外はやるべきではなさそうです。つまり絶対にやるべきではありませんね。くれぐれも真似をしないようにしてください。