現在大好評放送中のWOWOWオリジナルドラマ「アフロ田中」。『今日から俺は!!』ブームも記憶に新しい賀来賢人さんが全力で挑む、笑ってちょっぴり感動もしちゃう、脱力系青春コメディです。8月11日(月・祝)10:00〜は第1話〜6話の一挙放送も決定! 今からでもしっかり楽しむ事が出来ちゃうのだ。
コメディ作品に次々と出演し、人気を獲得してきたからこそ「一度コメディーで定着したので、反対の方向にふりたいなと思っています」と語る賀来さん。そんな彼が「アフロ田中」へ感じた想いとは?
●「アフロ田中」に出演が決まった際、率直にいかがでしたか?
オファーをいただいた時に改めて漫画を読んだのですが、すごく面白くすぐに読み終わってしまいました。上がった台本が、台本そのものの完成度が高いことと、ドラマならではのおもしろさが融合していて、「これはイケる!」と。なのでもう、そこに乗っかる感じで頑張ろうと思いました。
●自分のアフロヘアの第一印象は?
もうピッタリいきすぎていて、あのカツラが。でもあれ、誰にでも合うような気がします(笑)。それくらいの力を持っているアフロだったので、とてもいいアフロでした。
●撮影中のエピソードは?
男たちだけのシーンが多かったのですが、落ち着く方たちで何の気も遣わず、くだらないことばかりを話していましたね。
●主人公の田中については、どういう印象ですか?
優しくて素直で真っ直ぐで、ただ経験がないから前に進めないというだけ、なんですよね。実際すごくいい男で、演じながらも応援したくなるようなところはありましたね。共感しやすい主人公だなと思いました。
●賀来さんはテレビなどで元気で明るいイメージもありますが、同じ男性としてわかる部分もあると?
いや僕も、ずっと元気のままではないんですよね(笑)。たとえばバラエティーなどでの存在のしかたは、また違うんですよ。ヘンに面白いことを言おうという意識で行くと、本職の芸人さんたちには絶対に勝てない。なので、心の中で楽しみながらやり過ごす方法を探しています(笑)。
●意外ですね。「今日俺」みたいなコミカルな作品にも出ているので、てっきり得意なのかと!
必死ですよ(笑)。ご迷惑がかからないように努めています。ドラマに関しては、意識的にコメディーの印象を残そうと思って挑戦していたので、それは自分自身を知ってもらうためにどうしたらいいのか、ということを考えながら仕事をしていました。そうでもないと印象には残らないので。
●今後、コミカル路線以外の展開は?
考えてはいます。一度コメディーで定着したので、反対の方向にふりたいなと思っています。もちろんコメディーはやり続けたいことではありますが、実は今回で言うとコメディーをやっている意識はなくて、純粋にラブストーリーと理解して演じていました。ただ必死な姿が滑稽に面白く映ればいいなと思っていたので、とにかく必死に演じました。ふざける人たちが回り周りにいっぱいいたので、自分はブレないように真っ直ぐに演じましたね。
●田中を演じて、彼に何か学びはありましたか?
恥ずかしがらずに熱いことを言えちゃうんです、田中くんって。それはいいですよね。自分にはなかなかできないことで、そういう人間が一番強いじゃないですか。ピュアがゆえに思ったことをちゃんと口にしたり、恥ずかしげもなく言う。そういう人はうらやましいなと思いますけどね。
●田中くんには、ギャップもあるんですよね。落差で見せる男の魅力もあると思いました。
そうなんですよね。普段は頼りない、おどおどしているけれども、時折見せるマキちゃんへの行動など、すごくカッコいいところがある。その落差は気をつけて演じていました。1話に1回くらい田中くんがカッコいい瞬間がほんの一瞬出てくるので、そのダメさをいかに出すかは考えました。
●この男子肯定ドラマ、女性を中心に温かく見届けてほしいですよね。
男ってバカだなというところですよね。最終的には田中くんを応援してもらえるようなドラマになっていると思います。でも本当は、男女問わず、年齢問わず、ストーリーも単純なので、誰でも楽しめるドラマだと思います。そこがこのドラマの強みだし、エロも下ネタも出てくる。だからWOWOWさんも、24時くらいの枠を取ったのかなと思います(笑)。
WOWOWオリジナルドラマ『アフロ田中』特集
https://getnews.jp/afrotanaka
【ストーリー】生まれつき母親譲りの強烈な癖毛だったため、小さいころはいじめられる毎日を送っていた田中広(賀来賢人)。
しかしあるとき、開き直って伸ばした癖毛はみおとなアフロヘアに進化。それからは、その見た目のインパクトから、田中は“経験豊富”、“ケンカが強い”と勘違いされて学生時代を過ごしてきた。
しかし実際はいまだに女性とキスもしたことがない童貞男。そんな田中は22歳のとき、クビになった会社の社長から仕事を紹介され上京を決意する。東京のトンネル工事会社に就職した田中は、毎日肉体労働に励み、銭湯で汗を洗い流し、ビールを飲むという健全な毎日を過ごしていた。そんなある日、田中は寮に住む班のリーダー鈴木(小澤征悦)から合コンに誘われる。
会社の先輩の西田(松尾諭)や同い年の高橋(白石隼也)とともに、 いざ丸の内のOLとの合コンへ。そこにやって来たマキ(夏帆)と、田中は運命的な出会いをする。