7月20日、コスメブランド『シュウ ウエムラ』と人気タレント渡辺直美さんのコラボレーションコスメ第2弾『ナオミ for シュウ ウエムラ(naomi for shu uemura)コレクション』が発売される。
今回発売されるのはリップ4種類、チーク2種類の計6種類。
パッケージには渡辺さんのぷっくりした唇をモチーフにしたリップマークがあしらわれるなど、ポップでキュートな印象のアイテムだ。
広告ビジュアルはアートディレクターの吉田ユニさんが手がけており、渡辺さんの豊満な肉体で商品をガラスに押しつけるという個性的かつ刺激的な内容。
バスト、ヒップなど通常のコスメ広告ではクローズアップされないパーツをフルに活用したことは、渡辺さんのように豊満な体型のモデルがようやく認知されたばかりの日本では、感覚の半歩先を行った攻めた趣向と言えるだろう。
『Twitter』や『Instagram』などSNS上ではこれを見た人々から
「シュウウエムラの広告の渡辺直美めっちゃ可愛い〜斬新すぎて素敵 なんか高級なクッションにコスメが置かれてる感あるwww 」
「シュウウエムラと渡辺直美のコラボ、めちゃめちゃ挑発的なビジュアルだなー!でも下品じゃないし変に性的でもないし、どこかユーモアを感じさせるまであるの凄い」
と言った肯定的な意見の他に
「シュウウエムラの新作、さすがに下品すぎてドン引きしてしまった。1枚目なんて胸で押しつぶしてる口紅を見て誰が買いたいと思うの?満員電車に押しつぶされてる女性にインスパイアされたとでも言いたいの?渡辺直美本人が良くても、これはアートでも美でもなんでもない。」
「シュウウエムラも好きだし渡辺直美も好きだけど、このビジュアルに違和感を感じる…胸で押し付けて、ついでにお腹もあるのって、この体格なら許されるという風に解釈したの? なんか…失礼じゃない?ざわつく。 もっと女性の自尊心を上げる広告にしてほしい、体格ネタではなく。 」
「私はうえっ、生々しい…って感じてしまうのだけど、性的って生々しさなんだろうなぁ。しかし何を生々しいと感じるかは人によって違うんだよなぁ。だからシュウウエムラは性的じゃなくて萌え絵は性的だっていうのは、やっぱり線引きなんて出来ない世界よ」
という否定的、もしくは疑問を感じるという声も少なからず上がっている。
また否定的な意見を見た上での
「わたしは渡辺直美がきっかけでシュウウエムラを知ったんだよねー前回の腕にリップ塗った広告も素敵だった! 下品とセクシーの境界線って難しいけどね。わたしはセクシーやと思う 何よりこの表情が好き」
「シュウウエムラの広告、いいと思うけどなあ。渡辺直美だから太っている人の体を使っていいと思っているのでは?とかまったく出てこない。太っている人をこんなふうに扱うなんて下品で失礼だ!というのは、それは太っている人をめちゃくちゃ下に見てる発言で、そちらがあまりにも失礼過ぎない?」
という声も無視できない。
なお渡辺さんは自身のInstagram上で
「私の個性的な身体をふんだんに使ってくれて、流石です
実際透明なガラスに、リップ達を挟んで撮影したよw 私にしか表現出来ないスタイルだと思います」
https://www.instagram.com/p/BzcwFsQAIBE/?utm_source=ig_web_copy_link
と吉田さんのアートディレクションを絶賛している。
太っている、痩せているという美醜の基準やバスト、ヒップは一律に下品なのかという基準はまさに現代日本人の感覚の分水嶺なのだろう。
今から40年前、1979年には沢田研二さんがフルメイクを施し、裸という当時の男性芸能人としては画期的ないでたちで『PARCO』の広告に登場し物議を醸した。
時代の最先端を行くスターはなにかととやかく言われがちだ。
※画像は『シュウ ウエムラ公式オンラインショップ』から引用しました
https://www.shuuemura.jp/