アフリカ・コンゴ民主共和国のヴィルンガ国立公園で、密猟者から野生動物を守る活動をしているレンジャー隊員がアップした自撮り写真に「いいね!」が集まっています。
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レンジャー隊員のマシュー・シャマヴさんが『Facebook』にアップした自撮り写真の背後には、真っ直ぐ立ち上がってカメラの方を向く2頭のマウンテンゴリラ「ンダカシ」と「マタビシ」が一緒に写っています。とても人間臭いゴリラの姿に、「ポーズを取って笑っているみたい」「着ぐるみを着た人間じゃないと確認した?」「彼らは我々の兄弟姉妹だ」と、多くの人が親しみを感じている様子。そりゃあ、こんな賢くて穏やかで人と心を通わせることのできる動物は殺せませんよね。
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コンゴでは過去20年にわたって続いた戦争と内戦の間に、マウンテンゴリラをはじめチンパンジーやゾウやサイなどの野生動物がペット化や肉・角・牙などのために乱獲され、多くの種が絶滅の淵に追い込まれました。ヴィルンガ国立公園では600人以上の対密猟レンジャー隊員が野生動物の保護にあたっています。それはとても危険な仕事で、これまでに179人の隊員が密猟者たちとの戦闘などで亡くなっているそうです。それでも、彼らの命がけの仕事のおかげで、一時は300頭近くまで減ったゴリラの生息数は、今では1000頭を超えるほどまで回復したとみられています。“兄弟”たちが絶滅の危機から脱する日まで、まだしばらく彼らの戦いは続きます。
画像とソース引用:『Facebook』より