世界最先端を行くロボットメーカー、ボストン・ダイナミクスが新作ロボを公開。今度のはそのまますぐにでも倉庫で活躍できそうな物流作業用ロボットだ。
動画:Handle Robot Reimagined for Logistics(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=5iV_hB08Uns[リンク]
“Handle”は、物流用に設計された移動式ロボット。本体から、物を持ち上げるアームとそのカウンターになる重り、それに2輪の生えた、鳥のような形をしている。積み上げられた箱を1つひとつ認識して持ち上げ、そのまま別のところに移動してまたきれいに積み上げるといった作業を自律的に行うことができるという。
デモ動画では、荷台から荷台へ5kgのダンボール箱を積み直す1台と、荷台のダンボール箱をローラーコンベアに載せる作業をするもう1台が確認できる。アームの先端の真空吸着グリッパは最大15kgの物を持ち上げることができる。荷台は奥行き1.2メートル、荷物を積み上げた高さは1.7mになるとのこと。
1つの荷台が空になると、自動的に隣の荷台の荷物へ。荷台の下のバーコードを読み取って作業順を管理しているようだ。首(アーム)とカウンターウェイト上下にフリフリしながら動き回る姿はダチョウっぽさもあり愛らしく見えてくる。でも、倉庫で働く人にとっては仕事を奪うライバルになりそう。これまでのボストン・ダイナミクスのロボットというと、四足歩行の“Big Dog”や二足歩行の“Atlas”などは技術的には驚異的なことをやっていたものの実用性に欠けていた。それがソフトバンクに買収されて以降、どんどん実用的な(金になる)ロボットを発表するようになってきた。この辺りはやはり孫社長の手腕なのだろうか。
画像とソース引用:『YouTube』より