あの UCCミルクコーヒー が、ギネス世界記録に!
誰もが一度は見かけたことがある、いや世代を超えて親しまれている缶コーヒーといえば、あの茶、白、赤の3色缶コーヒー、「UCC ミルクコーヒー」。
このUCC上島珈琲のロングセラー商品が、なんとギネス世界記録に認定された。記録認定タイトルは……。
日本語表記:缶コーヒーの最長寿ブランド
正式英語表記:Longest-selling ready-to-drink canned coffee brand ? current
1969年に発売された世界初の缶コーヒー「UCCコーヒーミルク入り(当時の商品名)」は、UCC創業者の上島忠雄(1910~1993)の「いつでも、どこでも、一人でも多くの人においしいコーヒーを届けたい」という想いで開発された品。
赤、白、茶の缶デザインはそのままに、1969年の初代から数えて、現行モデルは9代目。49年間の累計販売本数は、なんと約150億本。
ここでおもしろい数字を得た。ギネス資料によれば、他社・他銘 缶コーヒー製品の販売期間を見てみると、1975年に発売されたジョージア(コカ・コーラ)が43年間。1972年に出たポッカコーヒーが46年と、UCC ミルクコーヒーを追従する。
これら数字を見ていると、UCC ミルクコーヒーは、派手さはないかもしれないけど、いまもむかしも大きなデザイン変更をせず、息の長い商品として国民に愛され続けていることがわかる。
ちなみに、国内メーカーのプロダクトで、ロングセラーでギネス認定されたものに、三菱電機ルームエアコン「霧ケ峰」があるという。
こちらは、1967年発売から50周年となる2017年に、ルームエアコンの最長寿ブランドとしてギネス世界記録として認定されたと……。
「やっぱすっげえわ」と思わず唸る、今回のギネス世界記録認定。最後は、UCC上島珈琲 上島達司 代表取締役会長のコメントで、パソコンを閉じて、UCC ミルクコーヒーを一杯……。
「世界初の缶コーヒー『UCC ミルクコーヒー』の登場は、国内のコーヒー飲用の裾野を大きく広げ、業界を活気づけました。発売から49年、多くの皆さんにご愛飲いただいたことに感謝申し上げます。これからも『いつでも、どこでも、一人でも多くの人においしいコーヒーをお届けしたい』という創業精神を胸に、社員一丸となって取り組んでまいります」
―――おめでとう。世界一長く売れた缶コーヒー、UCC ミルクコーヒー。