携帯メールを盗み見して初めてわかった、愛する妻の正体とは?

  by 丸野裕行  Tags :  

どうもどうも、特殊犯罪アナリスト&裏社会ライターの丸野裕行です!

浮気がバレるきっかけで代表的なものは、LINEメールやコソコソと話す内緒の電話。トイレや風呂に入っている隙に盗み見られたり、発信履歴や着信履歴から浮気相手を特定されることもしばしば。

今回は、LINEを盗み見たことによって、とんでもない妻の秘密を知ってしまった男の話です。

社内のマドンナだった妻

<体験者・上島稔(仮名)/34歳/会社員>

大学卒業後に文具メーカーに就職して10年目が経とうとしていた。自分自身、別段スキルが高いわけでもないし、給与や待遇が充実しているわけではない。そんな私にも人様に自慢できることがある。会社で知り合い、妻にもらった佐智子である。

気立てがよくて、何よりも美人。入社時から、男性社員のみんなが狙うほどのマドンナだったのだ。私が彼女を射止めたのは、直属の先輩だったということが一番の要因だ。

数年前にグァムで挙式。ハネムーンベイビーを授かり、妻と母という役割をしっかりと努めていてくれる。毎週数回の夜の営みですら、彼女は手を抜かない。まさに良妻賢母の鑑(かがみ)である。

そんな彼女へなぜ浮気の疑念を抱いてしまったのか。原因は記念日に贈られた私への高額プレゼントにある。

高級品ばかりを手に入れる妻

誕生日にはロレックスの時計高級ブランドのジャケットにスーツフェラガモの靴など、私の安月給では手が出ない代物ばかりを贈ってくれる。そのことを妻に尋ねると、

「私は、こう見えてもやりくり上手だから、心配いらないわよ」

という返答。妻の屈託のない微笑みを信用したいのだが、やはり疑ってしまう。ひょっとすると、妻の実家である老舗の人気蕎麦店、両親から金をもらっているのか? しかし無心をしている様子は一ミリも感じない。

しかし、あのルックス、そして夜のあのサービス精神。どこぞの金持ちと愛人契約でもしているのか、それともどこかの風俗店でナンバーワンでも張っているのか?

それからは、仕事中でも自宅に帰って妻と過ごしていても苦悩の日々が続く……。

LINEのトーク内容を確認すると……

ここで、後輩が彼女のLINEのトーク内容を盗み見ているということを思い出した。
本人を呼び、飲みに誘う。

「ちょっと教えてくれないかな?」
「ああ、先輩そんなの楽勝っすよ」

まず本人の隙を見て実際のスマホ端末の設定を変更し、あとからこっそり閲覧することにした。非常に簡単な方法で、そりゃ清純派の芸能人もアーティストもLINEの内容が流出するはずだ。もちろんここではその方法は割愛しよう。

夕方に妻のLINEを確認してみると、やはり怪しい内容のトークが飛び交っているかと思いきや、ごく普通の会話。

E子:「H子が、明日は突然パートがなくなったので時間が空いているとのことなんですが……」
佐智子:「時間あるんだね、了解」

E子のことは一度食事をしたことがあるから知っているが、H子のことはまったく知らない。まぁそんなものか。
そのままグループLINEのやり取りが進み、5通目のトークに衝撃の文字が躍っていた。

H子:「では、サチさんとランチしてたってことでアリバイお願いします♪ 」
佐智子:「いいよ~、明日は指名が入ってるから、お願いね。今、指名入ったよ、デブオタの制服好き」
H子:「あ~あいつか、あいつキモいんだよなぁぁ~」

アリバイ工作? 指名ってなんだよ! ここで私は気がついた。ああ、妻は体を売っていると……。

ウチの旦那に手ぇ出したら皆殺しにしますから

何度かLINEをチェックしたのだが、あれからはやりとりがない。
やはり風俗の線が濃厚なのか……。

そこにトークがきた。

E子:「サチさん、M子があの客暴力ふるってくるから今回はNGだって言ってます」
佐智子:「なぁんだと、コラ! てめぇのホストの借金が嵩んでるの知ってるだろうが、おまえの裸の写メ、近所と娘の学校にバラまくぞって言っとけ!」

普段の妻からは想像がつかない汚い言葉。もはや、妻が売春組織と関わりを持っているのことは明白。私はどうすればいいんだ……。

その後もトーク内容で調査した結果、佐智子はグループの一員どころか、主婦売春グループのリーダー格であった。唯一の救いは、彼女自身は体を売っていないことだ。パチンコや教育費、元キャバ嬢でホストにハマった借金を抱える奥さん方を統括して、ヤクザらしい男に受け渡しているらしい。

ここで、もう覗き見るのをやめたトーク内容をご紹介しよう。

ヤクザ男:「佐智子が人妻になったなんて信じられないよ、ホント」
佐智子:「いや、先輩。運命の出会いでしたし、幸せです」
ヤクザ男:「ちょっとばかり〇△組がちょっかいかけてくるかもしれないけど気をつけて」
佐智子:「連中がウチの旦那に手ぇ出したら、皆殺しです。そのときにはチカラ貸してください」
ヤクザ男:「おう、まかしとけ!」

今では私は戸惑いながらも優しい夫になろうと努めている。

(C)写真AC

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』や『AsageiPlus』『日刊SPA』その他有名週刊誌、Web媒体で執筆。 『丸野裕行の裏ネタJournal』の公式ポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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