今年もエステー主催のミュージカル赤毛のアンの季節がやってきた。
その前にYouTube動画で毎年楽しみにしてくださっている読者の方から「今年も公演のダイジェストをお願いします」というコメントを頂いたので、それについての回答を記事上で申し上げたい。
昨年までオーディション、合宿、本公演と取材をしてその都度動画でダイジェストをお送りしてきたが、今年から主催者の都合で報道関係者に対しての取材制限が付いたので、記録用としては動画収録をしているが記事として公開することができなくなったので、楽しみにしてくださっていた読者の皆様には大変恐縮ではあるが、ご承知おき頂きたい。
さて、合宿での取材も行っているので、合宿性と先生のインタビュー動画からスタートしたい。
■赤毛のアン2017合宿 合宿生インタビュー
https://youtu.be/QUG95LbV-z8
■赤毛のアン2017合宿 先生インタビュー
https://youtu.be/uqdQ1vrPRgI
今年は東京と福岡の公演を取材した。
特に今年の目玉は東京公演でのオーケストラによる生演奏だ。
その模様はもはやミュージカルというよりもオペラのそれだ。
ミュージカルの物語はもちろん、オーケストラによる演奏も楽しめるという破格の試みに記者ばかりでなく観客も魅了された。
音声担当がスイッチで音楽を流すのではなく、指揮者がキューを出して演奏するというタイミングや音合わせが完璧でないといけないので、大変だったろうと思う。
開演前のオーケストラのチューニングはまさにクラシックコンサートそのものだった。こういう試みはぜひ続けていただきたいと心から思う記者だった。
福岡公演では、最も暑い日に当たってしまったようで、主催者側では外で待機する観客を熱中症予防の観点から時間を繰り上げて入場させる等の措置を取った。観客も含めた2万人で作り上げていくミュージカルだからこそ、スタッフも真剣な様子だった。
物語そのものは毎年同じ赤毛のアンだが、細かい演出が微妙に違っていて油断していると見落としてしまう場面もあり、気が抜けない。しかし、毎年同じ場面で感動して涙を流してしまうのは、演者、スタッフ、観客が一つになった証拠ではないかといつも思う。
来年のアンは誰がやるのか?ミニー・メイは?もう来年のことが気になる赤毛のアン2017だった。
※写真・動画はすべて記者撮影・収録