コーヒーにしますか、紅茶にしますか?
ホテルの、それもちょっとランクの高いところだとビュッフェ台のセルフ式ではなく、注いでもらいますよね。
その場合、コーヒーか紅茶のどちらかを選ばされることになります。
実は、
「それ以外にも選べるんです」
裏メニュー(!?)
裏、というと言い過ぎでしょうか?
例えば、
カプチーノ。
エスプレッソ。
カフェオレ。
そして暑い季節にはありがたい、アイスコーヒー。
他にも、紅茶だけでなくハーブティーも頼めたりします。
「それ以外にも選べるんです」
どうやって頼めばいいの?
方法は簡単です。
「コーヒか紅茶か?」と聞かれた際、
「他に飲み物はありますか?」
と尋ねればいい。
そうすれば、用意できるものを教えてくれます。
全てのホテルで使えるとは限りませんが
むろん、全てのホテルで使えるとは限りません。
「コーヒーと紅茶しかご用意できません」
そういうケースもあるでしょう。その場合、無理にゴネたりはりない。
言い換えれば、
「そういう注文が出来る場所かどうかを予め知っておくことは非常に価値がある」
例えば、誰かを案内する際、そういう注文が出来るかどうか。
あるいはそういう注文が出来ないので素直に「二者択一」に応じるべきなのか。
これを知っていることには大いに価値があります。
認知バイアス
「コーヒーか紅茶しか選択肢がない」
「他に選択肢はない」
もっといってしまえば、
「飲み物を選ばないという選択肢は存在しない」
そういう風にすら、考えてしまう。
これを心理学用語で「認知バイアス」というそうです。
「どちらにするか?」
「買うか、買わないのか?」
最初から「二者択一」にさせられたり、あるいは「買わない」という選択肢を排除されてしまう。
しかし、客観的にみると実際はそうでなかったりするんですよね。
言われてみれば納得。しかし言われないと分からない。
「裏メニュー」というと、何だかハンバーガーや牛丼みたいなイメージが強いですが、
こういったホテルの朝食の世界にも実は存在していたりします。
※写真・動画はすべて記者撮影・収録