カップラーメンを食べた後の残り汁にご飯を入れて食べる「ぶっこみ飯」。気取るわけではないが、記者はそういう食べ方はしたことがなのでわからない。ご飯を別に用意してラーメンライスにすればいいじゃないかという考え方だからだ。
しかしながら、テレビ番組でぶっこみ飯を真面目に試食評価して順位付けする番組があったと記憶している。おそらく市民権を得ている食べ方なのだろう。
それならば最初からそういう商品を作ってしまおうという意図かどうかは知る由もないが、日清食品から「カップヌードルぶっこみ飯」がすでに発売されている。
そして、この度「チキンラーメンぶっこみ飯」が登場した。
早速、食べてみたのでレポートする。
まずはカップヌードルから。
具材はエビ、スクランブルエッグ、味付豚ミンチ、味付豚肉、ネギとカップヌードルそのもの。
ご飯はお湯で戻るもののようだ。
お湯を入れて5分。よくかき混ぜたら出来上がり。
見たところ、麺は入っていないようだから、スープと具材とご飯といった感じ。
これはこれで美味いが、ラーメンの後で食べるからいいのだという意見もあろう。つまり、量的に足りない場合が出るということだ。
ただ、それを言い出すと身もふたもないので横においておくが、ここでは小腹がすいたときにちょっと食べるものと定義しておこう。
ちなみに内容量は90グラミで、うちご飯は75グラム。
続いて新発売のチキンラーメン。
こちらは、ラーメンのスナック菓子のようなものが最初から入っている。
具材はチキンラーメンの麺、かきたま、蒸し鶏、ネギ、白髪ネギなので、やはり麺が入ってるだけバージョンが上がったとうことなのだろうか。
こちらも作り方は同じ。お湯を入れて5分待ち、よくかき混ぜたら出来上がり。
個人的に記者の好みがラーメンではチキンラーメンのほうが好きなので、こちらのほうが良かった。
内容量は77グラム、うちごはんが47グラム。いずれも税別220円。
チキンラーメンといえば、即席ラーメンの老舗的存在であり、カップヌードルは世界初のカップラーメンだ。
その超ロングセラーラーメンが、消費者の工夫や食べ方に合わせて、ラーメンではないものが商品化される時代になったことを考えると隔世の感がある。
手軽さこそが命のカップ麺だが、ご飯まで手軽になったので新たな食のスタイルが確立するのかもしれない。小腹がすいたときには気軽に「ぶっこみ飯」はいかがだろうか。
※写真は全て記者撮影