友達100人できるかな?清水アニクラ「きらわん!」レポート

  by マツダ草介  Tags :  

若いアニメファンが増えるにつれて、アニソン好きも増加中の今、DJがアニソンを流して客が飲んで踊って騒ぐ『アニクラ』が絶賛盛り上がり中です!

都会の東京や名古屋のアニクラに負けず、静岡でも年々参加者が増えて楽しいイベントを開催しています。

昨年は静岡県浜松市で定期的に開催されている「HAMAMATSU ANIMESONGS PARTY!」ことH.A.P!を突撃取材して、好評を得ました。

(浜松アニクライベントH.A.P!レポートはこちら)
http://getnews.jp/archives/1430883
[リンク]

H.A.P!で知り合ったお客さんから「清水でもきらわん!っていうアニクラやってますよ」という噂を聞き、きらわん!主催のDJマサヤさんと会って話し合って、今回きらわん!突撃取材することとなりました!

いざ、きらわん!

東海道線で東へ進み清水に到着。
きらわん!はここからバスで少し行ったところにあるエスパルスドリームプラザの向かい、清水Sound Shower Arkにて開催されます。開催時間が12時30分からなので少し来るのが早く、のんびり待つことに。

きらわん!の正式名称は『煌け!わんだープロジェクト!!』
今回の副題は『~きらわん入園式~ 友達100人できるかな?100人でやりたいなスクワット(迫真)』
アニクラなのに入園式?スクワット?迫真?と少し戸惑いましたがスタッフさんに取材にきましたと告げて、若干挙動不審で入場。

きらわん入園式

フロア入り口。入園式の看板があります。
受付のスタッフみお姉さんに入園おめでとう、のバッジを胸につけてもらいました。本当に入園式のような雰囲気です。

開催したばかりでまだお客さんもまばら。これから人が集まってきて100人くらいになるとのこと。その間に過去の参加者の皆さんに色々訊いてまわりました。

「アットホームなところ」
「フロアが広くて叫べる」
「パフォーマンスもなんでもあり」
「アイドルソングも特撮ソングも流れる」
「普段おとなしい人でも激しくなる」
「ヤバイ」

と様々な意見をもらいました。以前取材したアニクラとはちょっと違うことをするようです。
アニメに詳しくない人もアニメ好きの友人と一緒に参加してその後アニオタにどっぷりはまる、という話もありました。まさに友達100人できるかな!

このきらわん!で出会った人と仲良くなって結婚、という人もいました。好きなアニメやアニソンが一緒だと話題が盛り上がってそのまま恋愛、結婚に発展することも多いのでしょうか?
ある意味アニメオタクの婚活パーティのような面もあります。ロマンティック!

古参の参加者さんに過去きらわんで起こったことを尋ねました。

キテレツ大百科の「お料理行進曲」を流して客にコロッケをふるまう
弱虫ペダルのアニソンを流して自転車をこぐ
「推し曲」がきたらDJの前に行って全力で「オタ芸」
恒例になったスクワット

……話を聞いているうちにちょっと不安になってきました。アニメオタクのためのイベントなのに妙に体育会系な雰囲気です。参加者全員スクワットするアニクラって初耳ですが……

フロアから少し離れたバーカウンターでは酒を飲んでやってきた人たちが和気あいあいと会話しています。
自分も会話に入れてもらってお話させてもらいました。静岡県内から来たという人から県外では愛知、山梨という人も。地元のアニクラときらわん!の違いを尋ねると「雰囲気が違う」「形容しがたい何か」

なんかヤバいとこにきてしまったかも、と不安になってきたので酒を飲んで落ち着こうとカウンターのメニューからビールを選んで注文。
1時間ほど経ってからお客さんが次第に集まってきました。普通の服装の人が多いですがコスプレイヤーさんもまばらに来てます。胸にアニメキャラのプリントがされた服の人も。気合入ってます!

                 CN:雨宮こはね @kohane_022

きらわん!フロアが盛り上がってきました

        DJソルナイト @knightofsol

        DJネコビート @nekobeat18

        DJみお姉 @mio_otomen<img

        DJ聖 @hijiri666

        DJちゅうよぉ @chuyou_suzaku

        DJマサヤ(きらわん!主催)@masaya_shizuoka

DJのアニソンを聴きながらお客さんたちが踊ってます。バーカウンターのところでまったり飲んでた人も好きな曲、通称「推し曲」がきたら「オタ芸」を始めました。

オタ芸というのは大好きなアニソンを聴いて高まってサイリウムを持ちながら両腕や上半身を激しく動かす行動のことです。オタ芸者たちのアニソンへの愛が感じられます。
中年の筆者がやったらぎっくり腰になりそうです。
(尚、推し曲がきても急いで駆けつけるようなことは危ないので禁物です)

オタ芸が終わった後、DJがイントロクイズを始めました。アニソンのイントロを聴いてなんという声優さんの歌か当てるゲームです。
惜し声優の曲が来たら真っ先に手を上げて好きな声優の名前を叫んでます。声優への深愛を感じます。

その他にも色々なことが……

               伏せるお客さんを踏みつけるスタッフ麗さん

              パンストかぶって引っ張り合い

開始から2時間ほど経ってからフロアに異変が。ドリフのコントで場面転換のときに流れるBGMが流れ雰囲気が変わってきました。
ロッキーの曲とともにDJ兼園長さんのマサヤさんがステージに入場、お客さんは整列して前ならえ、筆者もよくわからないままに前ならえをしました。これが入園式のようです。

園長先生登場

              DJ兼園長先生のマサヤ氏

          スタッフさんそれぞれの紹介があり、観客も盛り上がってきたところで噂の100人スクワット!

地獄先生ぬ~べ~のオープニング曲「バリバリ最強No.1」に合わせて一斉にスクワット。悲鳴やら歓喜やらあちこちで聞こえます。当然筆者も突撃レポートと題した以上はやらねば、と参加(迫真)

スクワットがきつくなってきたところで音楽がペニシリンのロマンスに変わり(ロマンスはセクシーコマンドーすごいよマサルさんのテーマ曲)今度は全員オタ芸!

サイリウムを持たずオタ芸経験のない筆者でしたがここで引き下がるわけにいかず見よう見真似でオタ芸。しかし、どうみてもラジオ体操のような動きしかできず妙な敗北感を味わいました。

その後反復横跳びをしたり腕立て伏せをしたり完全に体育会系クラブの筋トレ運動になってきました。

筆者も最後までついていこうと思ったんですが腕立てで力つきて水分を求めてバーカウンターへ撤収……
しばらく休んでいても疲労がとれず筋肉痛ならぬきらわん痛というものを初体験!

最後の〆に「あっぱれ!」紙吹雪が舞い上がりお祭りを締めくくります!
静岡ではきらわん!でしか見られない光景です。
紙吹雪の中でフロアが一体感に包まれました!

主催、マサヤ氏&みお姉からのメッセージ

マサヤ きらわんは我々スタッフだけでなく、参加者の皆さんと一緒になって作っていくイベントです。
今回の記事で関心をもって頂ければ次回の7月開催時に是非遊びに来てください。

詳細に関しましてはツイッターにて #きらわん で検索して頂くか、きらわんブログ、もしくは公式ツイッターをチェックして下さい。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

Twitterアカウント @kirawan_szok
ブログ http://ameblo.jp/konohanatiruhime/[リンク]

みお姉 スタッフとして見る、きらわんの魅力ですが、好きなものを好きだと全力で叫ぶアニソニベントなので参加者の方と一体になって『楽しい』を実現させる場所だと考えています。音楽が主体にはなっていますが、音楽を聴く、オタ芸をする、コスプレをする、様々な形で創っていきたいです

まとめ

筆者が10代のころは中学高校へ進学してからもアニメ好きを公言すると、今とは違う、侮蔑的意味合いの「オタク野郎」のレッテルを貼られていました。隠れキリシタンのようにこっそりと誰にも話さずアニメやゲームを楽しんでました。
そんなオタクが日陰者だった頃に比べ、今の若いオタク層は非常に元気でアクティブ!好きなものを好きだと大声で主張するようになりました。頼もしいことです。
コスプレイヤーさんはますます綺麗にかっこよくなり、好きなアニソンが流れたら皆で大声で熱唱!オタ芸!アニメが好きだと全身で表現するエネルギッシュな人たち!
筆者が隠れアニオタだったころとは大きく変わった、進化したオタクの皆さんが増えて喜ばしいかぎりです。

以上、今回のきらわん!で感じたことです。アニメ、アニソンは素晴らしい!

(画像提供 ジュンペイ @j_koubou 文責 マツダ草介)

     

糖尿病など厄介な病気を抱える新米WEBライター。静岡在住。 本業の労働のかたわら、ネットのあちこちに文章を書き散らす日々。 サブカルチャー、オタクカルチャー界隈のゲームや同人音楽を研究中。 「つまらない時代に面白い人が面白いことをやっているので取材して記事にする」がモットー。

Twitter: soosuke_m