日立は、SoftBankのヒューマノイド・ロボット、Pepperに対抗して、助けが必要な人を見つけて補助する、ロボット・アシスタント、Emiew3を開発した。 2016年4月11日
By Jun Hongo、WSJ
日立のEmiew3は、助けを必要としている人を見つけるために、ネットワーク・カメラを使用する、ソフトウェアを通して制御される。
日立のロボット・アシスタント、Emiew3は、SoftBankのPepperの移動スピードよりも、約3倍速い、3.7マイル(5.9Km)/時の速度で移動することができる。
日立によると、Emiew3は、英語と中国語を含む、4ヵ国語で、人と会話でき、質問に答えることができるという。
このロボットは、空港や病院などの公共施設において、人を補助するよう設計されている。
このロボットは、騒音の中で、助けを求める声を聞き分けられるよう設計された、マイクを通して得られた情報を、質問を分析するソフトウェアに転送する。
日立によると、このロボットの重さは、約33ポンド(約15Kg)で、倒れても、自分で起き上がることができるという。
ロボット・アシスタント、Emeiw3は、2018年に、商用提供される予定である。
日立のスポークスマン、Tomiko Kinoshita氏によると、Emeiw3の販売価格は、まだ、決まっていないが、消費者向けではなく、主に、空港、駅、病院、テーマパークなどの公共施設向けの、案内ロボットとして販売するという。
2015年6月に、販売が開始された、SoftBankのPepperは、人間らしい感情を理解できる世界初のロボットとして紹介され、SoftBankの携帯電話ショプなどの店員としても使用されている。