仮想現実(VR)技術を提供し、エコシステム、Open Source Virtual Reality(OSVR)を共同で設立した、Sensicsは、ポピュラーなゲーム・エンジンの1つである、EpicのUnreal Engine 4.12に対する、ネーティブなOSVRソフトウェア・プラットフォームのサポートで、同社と協調すると発表した。 2016年3月15日
By Sensics
GoogleのCardboardのように、3rdパーティのスマートフォンを装着して、VRゲームやVRコンテンツを体験するタイプのVRヘッドセットは、スマートフォンに、位置、動き、加速度、方向などのセンサーや、BluetoothやWi-Fi接続などの機能が装備されているおり、さまざまなジョイスティックやコントローラもサポートできるので、消費者向けの専用のVRヘッドセットと同様の機能を提供できる。
このため、Oculus Rift、PlayStation VR、Samsung Gear VRといった、ポピュラーな専用のVRヘッドセットだけでなく、3rdパーティのスマートフォンを装着した、Google CardboardのようなVRヘッドセットでも、体験できるような、VRゲームやVRコンテンツを、コンテンツ・クリエータが容易に作成できるようにするために、各グループは、VRゲームやVRコンテンツの仕様や、APIを含む、開発環境の標準化を進め、エコシステムの拡大に取り組んでいる。
Googleは、クリエータが、Cardboadで体験できる、VRアプリやVRコンテンツの開発を簡素化できる、Android用やUnity用のCardboard SDKを提供している。
・Cardboard SDK for Androidは、立体視レンダリングで、3Dシーンを表示し、頭の動きに追随して反応し、磁気入力で対話できる、VRアプリを構築できるようにする。
・Cardboard SDK for Unityは、簡単に既存のUnity 3Dアプリを、仮想現実(VR)に適合させたり、ユーザ定義のVRを最初から構築したりでるようにする。
Sensicsは、ポピュラーなゲーム・エンジンの1つである、Unreal Engine 4.12に対する、ネーティブなOpen Source Virtual Reality(OSVR)ソフトウェア・プラットフォームのサポートを提供することで、Epicと協調する。
ネーティブなOSVRのサポートを提供することにより、Unreal Engineゲーム・エンジンを使用して、VRゲームを開発する、ゲーム・クリエータは、さまざまなVRヘッドセットや、入出力デバイスをサポートできるようになる。
VR市場に、さまざまなVRヘッドセットが登場し、VRコンテンツやVRゲームのクリエータは、ポピュラーな複数のVRヘッドセットで体験できる、VRゲームやVRコンテンツを制作することが困難になってきた。
VR市場には、新たなヘッドマウント・ディスプレイ、頭の動き、手や指の動き、目の動きなどを検出するためのセンサー、ボディー・スーツ、および、モーション・プラットフォームなどが登場している。
ポピュラーなゲーム・エンジンの1つである、Unreal Engine内で、ネーティブなOSVRのサポートを提供することにより、Unreal Engineゲーム・エンジンを使用する、VRゲームのクリエータや、デバイス・メーカは、さまざまなデバイス向けに、VR経験を、容易に構築するために、OSVRを活用できるようになる。
Sensicsにより、アーキテクトされ、保守されている、Open Source Virtual Reality(OSVR)ソフトウェア・プラットフォームは、共通のユニバーサルな標準インタフェースを使用することにより、さまざまな入出力デバイスと共に、多くのVRヘッドセットに、アプリケーションやゲーム・エンジンを接続にする。
OSVRソフトウェア・プラットフォームを採用することで、VRゲームやVRコンテンツのクリエータやデバイス・メーカは、それぞれのVRヘッドセットや入出力デバイスに固有のAPIを使用する必要がなくなる。
OSVRソフトウェア・プラットフォームのプラグインは、将来のアプリケーションと共に、既存のアプリケーションをサポートできるようにするために、デバイス・メーカに、自分たちのハードウェアに必要なものを提供する。
OSVRソフトウェア・プラットフォームは、Windows、Android、Linux、および、OSXを含む、複数のオペレーティング・システム上で動作する。
Sensicsは、ポピュラーなUnreal Engineゲーム・エンジンに対する、ネーティブなOpen Source Virtual Reality(OSVR)ソフトウェア・プラットフォームのサポートで、VRゲームやVRコンテンツが増えることを期待している。
OSVR Hacker Development Kitといった、OSVRソフトウェア・プラットフォームをサポートした、ハードウェアは、ゲーマが、さまざまなVRゲームやVRコンテンツを利用できるようにする。
OSVRソフトウェア・プラットフォームは、革新を加速させ、VRゲームやVRコンテンツのクリエータに、ハードウェアやソフトウェア技術の標準化された基盤を提供し、さまざまなベンダのVRヘッドセットで体験できる、VRゲームやVRコンテンツを作成したり、ゲーマに、VR経験をもたらしたりできるよう設計されている。
VRヘッドセット市場は、対話型360度ビデオやグラフィクスなどのVRコンテンツ体験(仮想旅行、美術館や博物館、コンサートなど)と簡単なゲーム向けの、スマートフォン装着タイプの、入門者向けVRヘッドセットと、ジョイスティックやコントローラ、あるいは、実際に動いてゲームできる、VRゲーマ向けの、ハイエンドのVRヘッドセットに分かれるような気がします。