100年後、ビートルズやローリング・ストーンズに続くナンバー3の立場で語られるアーティストは、誰だと思いますか?
ザ・フーかもしれないし、レッド・ツェッペリンかもしれませんね。私はブライアン・イーノの名前も加えておこうと思います。彼がいなければ、エイフェックス・ツィンのような人たちの活躍だってなかったかもしれないからです。
ブライアン・イーノは、1979年から1982年にかけて「聴く事も出来るが無視する事も出来る音楽」というヘンテコなコンセプトを打ち立てました。こうして、4つの「アンビエント」の作品を発表しました。
-
1978年 Ambient 1: Music for Airports
-
1980年 Ambient 2: The Plateaux of Mirror
-
1980年 Ambient 3: Day of Radiance
-
1982年 Ambient 4: On Land
発表されてから30年以上経過していますが、どれもが古さを感じさせない美しい作品ばかりです。とりわけ、1978年 Ambient 1の「空港のための音楽」は、アンビエントミュージックの産声を示す作品として重要な作品となっています。
ここでご紹介したいのは、1980年に発表された「Ambient 3: Day of Radiance」です。この作品でブライアン・イーノは、ララージというアメリカ人エレクトリック・ツィター奏者のプロデュースに専念しています。
ニュージャージー出身の黒人ミュージシャンのララージは、ツィターを電気化して、非常に瞑想的な独特のサウンドを生み出します。
“Moodswinger” by Tomaat – Self-published work by Tomaat. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.
「Ambient 3: Day of Radiance」は長らく入手が困難でしたが、2015年10月25日にリマスターされて再発売されることになりました。
筆者は、この音源を既に持っていますが、オススメできる作品です。
ナチュラルなサウンドで、勉強や仕事中に聴いていると作業効率がアップします。クタクタに疲れているときや、嫌なことがあって少し落ち込むようなときにも、元気を与えてくれるような、自然な明るさがあります。YouTubeでもその魅力を感じ取ることができると思います。
ぜひ、聴いてみてくださいね〜!
Laraaji | Ambient 3 – Day of Radiance | Whole Album HD – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=tMBNKmZgs_Y
【出典】
トップ画像の引用:Amazon