Android端末向けのアプリ配信サービス『Google play』で、Appleが先日リリースしたばかりのアプリのレビュー欄が炎上している。
件のアプリは、9月にAppleがリリースしたばかりの『Move to iOS』。Android端末から『iPhone』へ、写真やメッセージ履歴、連絡先などをまとめてデータ転送するためのアプリだ。
5段階評価のレビュー欄にはこれまでに36000件あまりのレビューが集まっているのだが、そのうち★1に約30000件が集中する異常事態となっている。
★1と★5のレビューをそれぞれ読んでみると、約6000件の★5を付けているユーザーは実際に利用してみた感想を書き込んでいる人が多いのに対し、★1のユーザーは『iPhone』およびAppleへの罵声・煽りのひとことを書き殴っている人が多い。「図々しい」「逆に『Move to Android』をApp Storeに置いてみろ」といったコメントが代表例だ。アプリに重大な不具合があって★1を付けているわけではなかったのだ。
Androidユーザーにとってもデータ移行がスムーズにできるようになるなら、それはそれで便利なアプリだし叩く理由もないと思うのだが、熱心なAndroid“信者”にとっては、“敵”を肥やすためのアプリは許せないということなのだろうか。かつてソニーとマイクロソフトと任天堂のどのゲーム機が優れているかという評価を巡り、ネット上のあちこちで各陣営の信者による“ゲハ戦争”が繰り広げられていたが、それにも似た、ユーザーによる代理戦争がこのレビュー欄で勃発しているようだ。
画像とソース:『Google Play』より引用
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.apple.movetoios[リンク]