ベンゼン環の発見
ベンゼン (benzene) は分子式 C6H6 を持つ最も単純な芳香族炭化水素である。原油に含まれており、石油化学における基礎的化合物の一つである。
1825年、ファラデーによって、鯨油を熱分解したときの生成物の中から初めて発見された。1833年、ミチェルリヒが安息香酸(benzoic acid)と生石灰を蒸留して得た物質にbenzinと名付けたのが名前の由来となった。
1845年、アウグスト・ヴィルヘルム・フォン・ホフマンの下にいたCharles Mansfieldがコールタールからベンゼンを単離し、4年後に工業規模の製造を始めた。化学者の間では次第にベンゼンに関連する化合物が大きなグループを形成するという考えが醸成され、1855年にホフマンが芳香族という名称を付けることになる。
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参考 サイエンスポータル: 6置換ベンゼンの自在な合成に初成功
ショートコース有機化学 有機反応からのアプローチ | |
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丸善出版 |
芳香族ヘテロ環化合物の化学-反応性と環合成- (KS医学・薬学専門書) | |
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講談社 |