2014年4月8日をもってWindows XPおよびWindows XP用のMicrosoft Security Essentialsのサポートが終了となります。
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/xp_eos.aspx
2014年4月8日以降Windows XPを使い続けるとウイルスやマルウェアへの脅威が飛躍的に高まります。
対策としては
1:最新のOSを導入する
2:PCを買い換える
が一般的だと思います。
しかし、どちらもそれなりの費用が発生します。
1の最新のOSを導入するとWindows 8.1アップグレード版を購入すると安くても1万円前後かかります。
また、システム要件などの事情で手持ちのPCが古くてWindows8に対応していないPCだとしたら2の買い換えしか選択肢がなくなります。
買い換えるとしたら安くても3万円以上はかかります。
Windows8のシステム要件は
プロセッサー:1GHz 以上但し、PAE (物理アドレス拡張)、NX (XD)、SSE2 をサポートしていること
メモリ:1GB 以上
グラフィック:WDDM 対応ドライバが提供されている DirectX 9.0 以上の GPU
HDD 容量:16GB 以上
となっていますが、これでは一応起動はするだけでまともに使用するにはストレスの溜まる環境です。
そこであまり本格的にガリガリPCを使わない人にお勧めなのがUbuntuです。
Ubuntu(ウブントゥ、国際音声記号[ʊˈbʊntuː]; oo-BOON-too)は、Debian GNU/Linuxをベースとしたオペレーティングシステム (OS) である。
Linuxディストリビューションの1つであり、自由なソフトウェアとして提供されている。
出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/Ubuntu
Linuxというと専門的な知識が必要なんじゃないの?とか、Windowsと使い方が違って使いにくそうと思われる方も多いかもしれません。
UbuntuはWindowsに近いデスクトップ環境で使い方に慣れるのも早いです。
また無料のOSでWindows XPが動作しているPCなら追加費用はまずかかりません。
文書作成や画像編集などひと通りの機能も揃っています。

Ubuntuのシステム要件は
プロセッサー:1GHz 以上
メモリ:512MB 以上
グラフィック:1024×768の解像度が利用可能なグラフィックスカード
HDD 容量:5GB 以上
となっています。
また、Ubuntuの派生OSで軽量版のLubuntuはさらに必要スペックが下がっています。
Lubuntu (ルブントゥ、luːˈbuːntuː)はUbuntuから派生したディストリビューションであり、「軽量で、リソース消費量が少なく、省エネ」なことを目指したプロジェクトである。デスクトップ環境にLXDEを使用している
出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/Lubuntu

システム要件は
プロセッサー:300MHz 以上
メモリ:256MB 以上
HDD 容量:5GB 以上
とXP搭載PCであればほとんど全てのPCでかなり快適に動きます。
実際に2006年8月7日発売の東芝 dynabook AX/940LSでUbuntuを、2008年9月5日発売のネットブックDELL Inspiron Mini 9でLubuntuを使用していますが問題なく動作しています。
新しくPCを買った際に古いXP搭載PCをサブマシンとして使用する際の再生用にも使えるOSです。