私が鑑賞したのは、大阪梅田にあるブルク7。
松本人志と主演男優である大森南朋が初日舞台挨拶にやってきたその日である。
肝心の映画については、
大コケという井戸端会議を耳にする方も多いのではないでしょうか。
テーマはSM。
と言っても、個室でムチ打つわけではなく、
日常の中でいきなりお嬢がお仕置きをしに来てくれるのである。
冒頭からいきなり富永愛がう●こするわ。
演技派な大森南朋を蹴り飛ばすわ。
サトエリは、大森南朋のお寿司をバンッッ!とぶっつぶすわ。
一体何をしたいのやら?といったところではあるが。
見ていてクスクス笑える箇所もチラホラ。
ストーリーが全体的にのっぺりしていて、
一般人の私には理解しがたいシーンの積算。
映画をまだ観ていない方のために、オチについては触れないでおきますが、
オチに困ったのかと意地悪なことを考えてしまうような「なんで?」という結末。
その結末に、天才松本人志への期待値ダウンという感想を持たれた方も多かったようですね。
松本人志が言っていた。
しかしながら、松本監督は
「日本には真面目な監督も大勢いるので、ひとりぐらいムチャクチャな監督がいてもええんかうかなと」と発言していた。
ウケルかウケナイか。
ギリギリのシナリオというより、もうウケなくてもいいから、
ムチャクチャしたかったのか。
そんな風に感じとり、舞台挨拶のプレミア付きの上映にありつけた人々は
松ちゃん、松ちゃんの黄色い声を発していました。
監督の地元、関西というだけあって映画そっちのけの、
観客に救われたと言っても過言ではなかったかもしれません。
そんな痛々しい初日舞台挨拶でありましたが、
ブリーフいっちょでがんばった大森南朋さんに
もっと注目してあげて欲しかったなと思ったのは私だけでしょうか。
天才松本人志もいよいよ世代交代?!