
陸幕広報室資料転載
戦車等火力の射撃の様子
昭和36年に学生教育の一環として開始され、今年で67回目を迎えた「富士総合火力演習」が静岡県の東富士演習場で実施されました。
この演習は実弾射撃による総合火力を見る機会が無い(限られている)自衛官、学生、予備自衛官等への教育として、戦車等がより戦術的に機動する場面を研修できるようになっています。
演習の詳細等は次のとおりです。
昼間演習(前段)
令和7年6月8日(日)
前段演習 10:00~10:50(予定)
後段演習 11:05~12:15(予定)
①参加人数及び装備品数
・ 統裁部を含め約2,900名
・ 見学(研修)学生等約5,400名
・ 戦車・機動戦闘車等50両
・ 各種火砲60門
・ 航空機20機
②予算規模及び弾薬量(予行含む8日分)
・ 昼間演習 約 6.4億円(約 58.8t)
・ 夜間演習 約 2.3億円(約 17.8t)
・ 合計 約 8.7億円(約 76.6t)
③情報発信
リアルタイムによるライブ配信やSNS等を用い積極的に実施
当日の様子 https://www.youtube.com/live/
総合予行の様子 https://youtube/
公式X https://x.com/JGSDF_pr
④演習構成
昼間演習(前段)
・各火砲の特性教育
各機器、火砲の特性 将来装備品の特性
(将来装備品:12式地対空誘導弾能力向上型 共通戦術装輪車(機動迫撃砲型・偵察戦術型) 島嶼防衛用高速滑空弾 水際障害処理装置(映像のみ) 車載搭載型高出力レーザ装置(映像のみ)
・火力戦闘の実相にかかる教育
島嶼部への機動展開
島嶼部の侵攻阻止(防御)
・昼間演習(後段)
島嶼部の攻勢(攻撃)
⑤機動展開の内容
・航空部隊(CH-47J UH-2 UH-1 AH1S)
・偵察行動(偵察オートバイ)
・洋上における火力戦闘(12式地対艦誘導弾 スキャンイーグル)
・沿岸部における火力戦闘(96式多目的誘導弾システム)
・沿岸部における火力戦闘(10式戦車)
・水陸機動団等による要点確保(V-22 AAV-7)
・主力による縦深攻撃(16式機動戦闘車 155mmりゅう弾砲)