
「もう、K●Cには戻れない」――そんな衝撃を受けたのは、サウジアラビアの紅海沿岸・ジェッダの一角にある「ALBAIK(アルバイク)」を訪れたときのこと。

中東はサウジアラビアを代表する国民的ファストフード、ALBAIK(アルバイク)。創業は1974年、アルバイクは当初ガソリンスタンドの片隅にあった小さなフライドチキン店で、それが今やサウジアラビア国内だけでなく、UAE(アラブ首長国連邦)やバーレーン、クウェートにまで世界150店鋪近くへ展開する、まさにサウジアラビアのファストフード界の象徴とも言える存在と言えます。サウジアラビアのファーストフードを語る際に、まずアルバイクは絶対に外せないといえます。


注文マスト!アルバイクの最強メニューはこれだ
メニュー表を見て迷ったら、とりあえずこう言えば間違いない。
「10 piece Chicken Nuggets , Spicy」
通称“チキンナゲット(スパイシー)”は、長方形にカットされてサクサクの衣をつけて揚げたナゲットだ。ナゲットと聞くとパサパサのイメージがあるかもしれない、ですがアルバイクは違う。ナゲットでもとことんジューシーなのです。次々と食べられるので7個セットではなく10個セットをオーダーすることをおすすめします。

もちろん、普通のフライドチキンもしっかり美味しい。骨付きフライドチキン(4ピース)+ポテト+パン+ガーリックソース+ピクルスがセットも捨てがたい。店に肉の産地、もちろんサウジアラビア国内は「サウジ産の鶏肉」と原産地が書かれており、さらに西海岸のジェッダ(本店側)と首都のリヤドでは鶏肉の味が若干異なる?、という話が上がるのはサウジっ子やサウジ駐在の長い人たちの間ではよく交わされる話だ。

そしてアルバイクで外せないのが、ガーリックソースの存在です。この白いクリーミーなソースはニンニクの風味が効いており、これを付けて食べるとチキンやポテトとの相性も抜群。ガーリックソースにケチャップソースを組み合わせてソース重ねで食べる方法もある。チキンナゲットのサイズとこのソースのボックスはジャストサイズで、まさにナゲットのためにこのソースボックスがあるのではないかと思うほどだ。
またセットを頼むとロゴ入りの袋に入ったバンズが常にもらえるので、こちらはソースをチキンに付けてポテトを挟み、自分でチキンナゲットバーガーを作って食べることもできる。中東でよくある自分好みのサンドを作るスタイルを実践できます。

価格は為替によって若干異なりますが、約20〜25サウジリヤル(約800円前後)からスタートと、コスパも最強。
その場で揚げてスパイシーチキンを熱々で

厨房をガラス越しに覗くと、全員が手作業で丁寧に揚げる姿が印象的。油の管理が行き届いているのか、驚くほどサラッとした口当たり。
衣はカリッと香ばしく、中は驚くほどジューシーでしっとり。噛んだ瞬間、肉汁が口の中で広がります。


もちろんオリジナルの味も美味しいですが、おすすめはやはりスパイシー。スパイシーとは言っても、ピリ辛レベル。このスパイシーの元となる辛味はチキンの外側ではなくて中に注入されているタイプなのか、噛んだ瞬間に広がる肉汁とソースの絡みがクセになります。
大行列、地元民も観光客もみんな大好きアルバイク

レジ前には家族連れ、忙(せわ)しないアラブ人の若いお兄さん、アルバイクを各家庭へ届けるべく待機するたくさんの配達員、観光客の欧米人と、実に多様かつ多国籍な顔ぶれ。誰もが等しくチキンにかぶりつくか、ナゲットでガーリックソースをすくっては次々と平らげます。
日本にまだないのが信じられない

こんなに美味しいのに、なぜ日本に上陸していないのか?と悔しくなるレベル。とはいえ、食べたからこそわかる「あの味」を体験できるからこそ、中東地域に行く楽しみが一つ増えるというもの。サウジアラビアに来たら絶対に食べるべし、と強くおすすめです!

アルバイクは並んででも買う価値はあり、でもUber EatやCareemなどのアプリで注文しても良し!中東でしか味わえない唯一無二のチキンナゲット!
とり天、唐揚げ大好き大分県民がおすすめする新しい中東のフライドチキン体験をぜひ!
ちなみにシーフードもあります!こちらは白身魚のサッパリ味いただけます!



アルバイクinstagram /ALBAIK® Food Systems Company
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