5月の後半に暖房が入るニューヨーク、ホームレスの人たちも困る天候

  by あおぞら  Tags :  

 これって異常気象なのでしょうかわかりませんが、ニューヨークの五月の異常気象ぶりに驚いています。五月には30度近くまで気温が上昇し、まるで夏日の日もあったのですが、例年に比べ全体的に気温は低めでした。それに雨続きでニューヨークには珍しい湿気た感じの日々でした。

 真冬の零下が続くころ、床が冷えることがありましたが、五月なのに床が冷えており靴下を履いた今朝、窓際に行くとヒーターが稼働していました。五月に暖房が入るってなんだか変!イヤな気温です。

 フロリダに移住した知人の話では、サンシャインステイトと呼ばれる州だけあり、日々天気が良いと言っていましたが、人間は天候に左右されやすいと思いますね。なんだか気分が優れないんです。

 外出の際もコートは必要なくても長いカーディガンを着て出かけます。お年寄りは寒さが堪えるのかコートを着ていらっしゃる方が多いですね。でも、こういう気温にあえてTシャツを着る若者もいるのが不思議ですが、ちなみに今現在の気温が9度です。

 今週も雨続きでしたが、昨日の早朝は雨ではなく9時あたりから降り始めるとの天気予報だったので、早朝ウォーキングにでかけたのですが、ユニクロのヒートテックの上にTシャツを着た2枚重ねで1時間ほど屋外を歩いてきました。最初はこの重ね着でも寒く、歩いて20分程すると寒さからは解放されましたが、困った気温に思いますね。

 こう寒いと流石にホームレスの方々の姿が少ないです。ホームレスの方々も本当に大変で天候に合わせてその夜の寝床を確保しなくてはなりません。ニューヨークではよく見かけるホームレスの方々も、トイレはどこでしているのか? お風呂にはどれくらい入っていないのか? 食事はどこでとるのか? 貴重品はどこにしまっているのか?等と、彼らが路上で眠っている傍を歩いて通り過ぎるときに考えてしまいますね。

 スニーカーは本当に良くできていて、舗道を物音ひとつさせずに歩くことができるので、ホームレスの方々の睡眠の邪魔をしないんですね、それはいいこと。でも、やはり人間として、家のない生活をしているのを誰も助けることができない現状は悲しいことだと思いますね。

 雨の日には特に大変です。工事現場にはやぐらのような建物であるので、そちらでは雨が凌げるのでそこを”避難場所”のようにしているけれどお気の毒です。マンハッタンには野犬も野良猫もいないけど、人間を野犬や野良猫同様に考えるのは失礼極まりないのですが、人間”野良状態”になっているのがなんとも言えないですね。

 五月の晴れやかな陽気とは程遠く、一桁の気温に逆戻り、家に暖房まで入る雨の日には、屋外で過ごすホームレスの人たちのことが気になってしまうのです。

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