
読書・・・実はこれ、スポーツなのだ!静かに見える行動の裏では、脳の神経が激しく振動している。体に運動の必要が運動があるなら、頭に運動の必要があってもいいはず!一見地味な趣味(?)。いえ、脳の有酸素運動を、”読書の秋”から始めてみようではないか!
ページを開き、文字を追い始める。読み始めた途端、文字は単なる記号ではなくなる。ひとつひとつが意味を成す単語に変わる。読み進めると、その単語と単語がつながりを持ち始める。いつしかそのつながりは、意味ある文章へと変貌する。全く未知の外国語を読もうとした場合を思い浮かべてみよう。読もうにも文字が記号か何かにしか見えなくて、読むどころではない。それを考えていただければ、読むことがいかに”運動的”行為であるかが理解できるだろう。
文字が意味を成していくだけではない。その文字は、脳に映像までをも呼び起こしてくる。文字が絵に、写真になるのだ!形や色までもはっきりと映し出してくれる。文字という媒体を、全く性格の異なる映像という媒体に変化させる脳の力って、素晴らしいではないか!逆に、絵や写真を見て文字が思い浮かぶということは、あまりないであろう。それを思うと、読むという行為は、実に広範囲にわたって脳を使っているのだということを確信させくれる。
ここでひとつ。読書は脳の筋肉を鍛えるに最適と見えるが。もちろんそれは、書かれていることをしっかり理解した上のことである。ただ漫然と文字を追うのではなく、ひとことひとこと”かみしめるように”読んでいくのが望ましわけだ。わかわない漢字等があれば、必ず調べてみる。ほら、ここでまた脳を更に使うことになる!読書の脳トレ連動効果だ!
読書が趣味。実は地味な趣味と、いささか気後れしていたが・・・体の筋トレだって、そもそも地味な地道なものではないか!地味なものほど底力がある。堂堂と公言しよう。趣味は読書。脳の筋トレやってますと!