
傷害容疑で逮捕の広末涼子さんが釈放されましたね。その傷害容疑は『交通事故後に搬送先の病院で看護師に暴行』でしたが、スポニチアネックスの4月15日付け記事によると、この一件は異例尽くしと菊池幸夫弁護士の見解が↓以下記されています。
理由の一つ目として菊地弁護士は「勾留になってます。最初は10日間で、だいたい10日間を使い切る。勾留してから数日しか経っていない」と早いタイミングだったことを驚いた。今回は最大で19日までの勾留だった。
さらに「この早朝。6時過ぎに出てきたという。いろいろ準備もある。メークや衣類を整えることもあり、嫌がる人もいる。しかも東京の弁護士が担当するとなると、前の日に静岡に入っていなければいけない。これも異例。異例尽くしの釈放」と解説した。
そもそも勾留自体も異例だったという声もある。同弁護士は「本来は逮捕、勾留されるような事案ではない。示談が進んでいたという話ですが、仮に示談ができなかったとしても逮捕までいくのか、大いに疑問」だったと解説。
広末涼子さんは勾留されていた静岡県の浜松西警察署から既に釈放され、黒いスーツ姿で浜松西警察署の玄関の前で報道陣の前で3秒ほど一礼をし、出迎えた黒い車に乗り込む姿が映像で流れましたが、随分、不運だったと思います。
菊池弁護士の指摘される『本来は逮捕、勾留されるような事案ではない』の一言に尽きると思うのですが、これは一般市民の我々が広末涼子さんの態度から反面教師で学ばなければいけないこともあると思うのです。
アメリカは特にそうなのですが、事故現場に立ち会う警察官に協力的でなくてはいけないし、警察官の言うことに従うべきなのです。広末涼子さんは、警察官の指示に従わず現場で落ち着きなく動いていたそうですが、それだと余計に警察官の心証を悪くします。
フードファイターの小林尊さんが、2010年ホットドッグの早食い大会に不参加だったのに、大会終了後にステージに上がろうとしたところをニューヨーク市警の警察官数人に拘束され逮捕された事件がありましたが、ニュース映像を見る限りでは決して攻撃的ではない小林尊さんでしたが、複数の警察官がホットドッグ早食いの観衆の中にいる小林尊さんがステージに上がるのを阻止しているのに、小林さんは警察官数名の命令をきかずに静かですが圧倒的に反抗していました。しかし、これがいけなかった、致命傷でした。
アメリカも日本も警察の権力は絶大です。ですからもし、警察官と係るようなことがあれば警察官の指示には速やかに従わなければなりません。それをしないとこじらせることになります。今回の広末涼子さんの逮捕は不運でしたし、過去の奇行もきっと影響されたでしょうし、違法薬物も考えられての対応だったと思いますが、それにしても警察官の指示に素直に従わないと、状況はどんどん不利になっていきます。
ただ、中には高圧的なイヤな警察官もいることでしょう。職務質問を受けた経験のある方の統計で、『弁護士ドットコムニュース(https://www.bengo4.com/c_18/n_17791/)』では
職務質問に対する印象を尋ねたところ、「良い」が6.9%、「やや良い」が10.5%にとどまったのに対し、「悪い」が26.8%、「やや悪い」が19.8%と、「良い」「やや良い」を上回りました。ただし、「どちらともいえない」との回答が31.9%で最多でした。
…の統計が記されております。
もし、どう考えても警察官の態度が明らかに悪い場合は、警察相談専用電話「#9110」番に相談することも可能ですが、極力、警察官と接することになってしまったら、協力的に、そして素直に指示に従い、決して反抗的な態度を取らないようにしましょう。それが自分を守ることになります。