国境の長いトンネルを抜けると雪国であった
——川端康成『雪国』より
鉄道は人々の生活を支える足であり、旅路の出会いを楽しむ場でもあります。
思い浮かべれば懐かしい光景——読者の皆さんにも様々な思い出があるのではないでしょうか。
しかし、鉄道は時代によって移ろいゆくもの。例えば、冒頭のモデルとなった上越線の清水トンネルは昭和42年の複線化に伴い上り線となったため、下り方面、つまり「雪国」方面への列車は通らなくなりました。これはかなり古い例ですが、今では見られなくなった光景ですね。
さて、そんなどうでもいい前フリはともかく、「#いまは見られない鉄道関連の光景を載せよう」ハッシュタグがTwitterで話題となっていましたので一部をご紹介したいと思います。
■ 「団子鼻」新幹線200系電車の塗色違いの並び。
■ 新幹線0系
新幹線といえば、やっぱりこれですよね。
最近の新幹線のデザインはなかなか好きになれません。
■ 湘南(しょうなん)色の国鉄113系電車(千葉県)
JR西日本ではまだ走っていますが、全車両が湘南(しょうなん)色(オレンジと緑)の編成は残り1編成しかありません。
■ 583系寝台電車を普通電車用に魔改造した419系車内
■ 419系と、その改造元の系列である583系の並び
元々寝台電車だったものを普通電車に転用したため、異様に天井が高いのが特徴です。
異様な外観から「食パン電車」と言われていましたね。でも、普通電車にしては静粛性が高く、乗り心地も良かったのが地味にうれしい電車でした。
■寝台特急 日本海(トワイライトエクスプレス用電気機関車)
この列車に乗って進学や就職のために青森から大阪へと旅立った思い出があるという方も少なくないのではないでしょうか。大阪と青森をつなぐ寝台特急でしたが、定期運行は廃止され、臨時列車となっています。しかし、その臨時列車も今夏は運行が見送られ、本格的に廃止とのウワサ。今や見られない光景と言っても過言ではありませんね。
……という風に、色々ありましたよ。
ピックアップしたのは、独断と偏見でJRや国鉄ばかりですが、私鉄の写真もたくさんありました。
懐かしい光景を見てみたい方は、ぜひ、「#いまは見られない鉄道関連の光景を載せよう」ハッシュタグでTwitterを検索してみてください。
そうそう、最後に筆者が一番大好きな、そして忘れてはならない(忘れられない)「いまは見られない鉄道関連の光景」がありました。
画像: Twitterから引用 (最後の画像は筆者が撮影。CC-BY)