厚生省の調べによりますと、日本人のカルシウム摂取量は厚生省が定める摂取量に約30~40%満たしていないと言う事が分かりました。(平成23年度最新版)ただ、日本人のカルシウム摂取量は過去50年間余り、食事摂取基準に達していません。
このページでは、カルシウムサプリメントを選ぶポイントを解説していますが、まずは、カルシウムの働きについて解説したいと思います。
カルシウムの働き
一般的に知られている、カルシウムの働きとすれば、骨の強化、歯の強化、成長促進、高齢者であれば、骨粗鬆症の予防など一般的にカルシウムの働きは骨に関する働きがメインと考えられますが、実は、カルシウムの働きは骨以外にも関係しているミネラルなのです。
・骨や歯の発育に作用(歯が弱い、骨粗鬆症)
・筋肉の収縮に作用(けいれんしやすい方、手足のしびれ)
・神経を安定させる(イライラする、気持ちが落ち着かない)
・血液を固め、出血を防ぐ
・心臓の鼓動を保つ(不整脈の方、心臓衰弱の方)
・アレルギーなどの過剰反応を抑える(アトピーや花粉症患者)
・ホルモン、唾液、胃液などの分泌に働く
・鉄の代謝を高める
・血液の浸透圧やPHを調節
カルシウムの補給方法
タンパク質、ナトリウムの過剰摂取がカルシウムの不足の原因になります。
例えば、最近の日本人は和食よりも洋食、外食、加工食品が主食となってしまい、魚より肉料理、濃い味付けが習慣となってしまう事でカルシウム不足を招いてしまいます。
ただ、日頃から、牛乳や煮干し、小魚などでカルシウムを摂取されている方も少なくありませんが、実はカルシウムは単体の摂取だけでは、摂取相当分のカルシウムが補給出来ていないのはご存知でしたか?
カルシウムは基本、体内に吸収しにくいミネラルであり、カルシウムを上手く摂取する為には、マグネシウムやビタミンDの助けが必要になってきます。
確実に体内に摂取する為には、食べ物からよりも、カルシウムとマグネシウム、ビタミンDなどが複合的に入ったサプリメントを摂取される方が効率的なのです。
1日にどれくらいの摂取が目安?
細かい目安はこちらで解説していますが、子供、成人、お年寄りで平均してならしてみますと、1日に600㎎のカルシウム摂取が必要となってきます。
詳しい情報は「カルシウムサプリメントの選ぶポイント」で解説しています。