10日午前の衆院予算委員会で、教科用図書検定基準に定められている「近隣諸国条項」の見直しを念頭においた安倍晋三首相と下村博文文部科学相の発言が、4日11日放送の韓国KBSニュース広場で報道された。
主な内容は
「日本、教科書歪曲露骨に」からはじまり、「日本が韓国や中国など日帝強制占領時に被害を受けた国々を配慮する「教科書検定制度」に問題あると修正方針を明らかにした」「韓国の立場を配慮する条項が検定基準から削除された場合、教科書を通じた日本の教科書歪曲がさらにもっと露骨になると懸念されています」
というもの。
今回、韓国のKBSが問題視しているのは「近隣諸国条項」である。
知らなかった人も多いと思うが「近隣諸国条項」とは、昭和57年の教科用図書検定基準に定められた「近隣のアジア諸国との間の近現代の歴史的事象の扱いに国際理解と国際協調の見地から必要な配慮がされていること」という中韓に配慮に配慮を重ねたような規定基準のことである。
この条項ができたのは、中国華北への日本の「侵略」を「進出」に書き換えさせたと報道され、中国と韓国が強く反発して外交問題にされたのが発端となったのだが、実際は誤報だったのだ。
この「近隣諸国条項」の見直しは、他国からとやかく言われる筋合いのないものである。まず、自分達の国に「近隣諸国条項」のような相手の国に配慮する規定があるのか、胸に手を当てて考えてもらいたいと思うが、自分達の歴史教育を顧みようとする精神は微塵もないだろう。
日本の歴史教科書は中韓に配慮した結果、歪曲されてきたのである。
韓国の歴史教科書は年号が記載されていなかったり、ころころ内容が変わったり、韓国の学生達にも不信感があって歴史を専攻する人は少ない。これはニコ生の韓国人ユーザー(大学生)から聞いた話で、その学生は日本語が堪能なのだが、実は生配信しているときに在日の人からスカイプで凸(Skypeでコンタクトをすること)があり「余計なこと喋るな!」と叫び、ユーザーと日本人のリスナーをポカ~ンとさせたことも付け加えておく。
今この時期、北朝鮮や自国の経済問題など、もっと報道しなければいけないことがいっぱいあるはずなのに、昭和57年の出来事に味をしめて、圧力は効く、と勘違いしているのかもしれない。
日本が過剰に配慮した結果が、これである。
もし北と南朝鮮が戦争状態になっても、日本は無視をすればいい。後方支援、金銭的な経済支援、難民を受け入れるなど、下手に援助などをすれば、あとから難癖をつけられるのがオチである。
画像:You Tubeの動画をキャプチャー (http://www.youtube.com/watch?v=oNompZ04i2s)