関ジャニ∞村上とマツコが世間で話題の件を語りあう番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)2013年4月8日放送の“青森県寿命ワースト問題”。
青森県の男性は一番安い給料で他県より長く働き一番早く死亡するという青森県の生協が調査結果を発表しました。
真面目で無口という県民性をもつ青森県民は塩分を摂り過ぎるという食文化があるという。
厚生労働省が2013年2月28日に発表した2010年の都道府県別の平均寿命調査によると、ワースト1位は青森県で、男女とも全国最低。果たして“食文化”だけが“平均寿命ワースト1位”になるのか気になったので、調査してみました。
青森県民はしょっぱいものが大好き?
番組内では青森の家庭を調査してみると、青森県民の家庭の味噌汁は、平均して約3倍もしょっぱいのが分かりました。
インスタントラーメン消費量 全国1位
たらこの購入数量 全国2位
梅干し購入金額 全国2位
青森県民は“しょっぱいもの”が好きの様です。
実際番組中で、青森県民の食卓には漬物、貝の佃煮、鯖の味噌煮込み、など食塩量の多い濃い味の料理ばかりが並んでいました。
塩分の取り過ぎは、高血圧になりやすく、脳の血管にも負担がかかるので、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高くなります。
“食文化”だけが原因?
調査している中で、様々な理由が分かってきました。
青森県健康福祉部に話を伺った所、寿命が短い理由は、生活上の様々な要因が複合的に絡み合っている為何とも言えないとの事でした。
しかし、働き盛りの世代の自殺率が高い傾向もあるそうです。それが全体の寿命率に影響しているのでは?とのご意見を頂きました。自殺に関しては、経済的理由と病気を苦にしたものが多いそうです。
青森在住のサクラさん(仮名:35歳)に伺った所、「青森から10年離れて帰って来て感じたのですが、お酒を飲む人が多いと思います。とりあえず“飲みに行こう”的な流れがあります。そして、娯楽が少ないないからパチンコやタバコをする人も周りに多い。おふくろの味と言えば、しょっぱいものが多く、おかず1品でご飯何杯もイケるしょっぱさ!」
確かに、様々な要因が複合的に絡み合っている様です。
長寿の長野県との違いは?
長野県民は食塩摂取量で同6位と高いものの、喫煙は44位、飲酒習慣は19位、肥満は40位、歩数は19位です。
それに比べ、青森県民は食塩摂取量は2位、喫煙率は1位、飲酒習慣者の割合は1位、肥満者の割合は9位。また、一日の歩数量は46位。
青森県と長野県の大きな違いは、がんによる死亡率。国立がん研究センターがん対策情報センターが公表した『2011年の都道府県別のがんによる75歳未満年齢調整死亡率』によると、青森の死亡率がワースト1位、死亡率が最も低いのは長野県でした。
番組では後日長野県の秘密を調べ、報告してくれるということでこの話題は終わりました。
『月曜から夜更ふかし』(日本テレビ系) http://www.ntv.co.jp/yofukashi/
(記事:Renka)