医師が開発した男性用の基礎化粧品群の「ゴリラコスメティクス」がアツい!

  by 古川 智規  Tags :  

男性で基礎化粧品を使用している割合は従来は非常に少数だと考えられていたが、最近は若い方を中心に肌のケアのために使用している話はよく聞くようになった。
それでも男性用の基礎化粧品は女性用に比べて種類が少なく、中には女性用のものを使用する若い男性もいるくらいだ。そんな昨今の世情を反映して医師が開発した男性用の基礎化粧品群が注目されている。どのようなものなのか、数多い「ゴリラコスメティクス」シリーズの中からいくつかを使用してみたのでレビューする。

本シリーズを開発した男性専門の総合美容クリニックであるゴリラクリニックは、「男性美容という文化を創る」ことを使命に掲げ、全国に22院を展開する医療機関だ。男性専門の総合美容クリニックとして医療用レーザーを使用した「永久脱毛」をはじめ、スキンケア治療やニキビ(跡)治療、薄毛・AGA治療、医療痩身やスメルケアほか多治療を展開している。そんな医療機関が男性の美容に関する悩みと向き合った結果に開発されたのが本シリーズだ。

「SEウォッシュ&シェーブ」でまずは顔を洗おう。名称からもわかる通り、シェービングフォームも兼ねている。ポンプをプッシュすると泡状の洗顔フォームが出るのでまずはシェービングを行うことで、文字通り一皮むける。同時に洗顔も完了する。香りは付いているが、余計なものではなくさわやかでほのかなグリーン系は好感が持てる。

顔が終わったら髪もサッパリしたい。「SEヘア&スカルプシャンプー」は、頭皮までケアしてくれる成分で男性が好むサッパリ感としっかりと汚れを落とす洗浄感もある。大切なことはいきなりシャンプーを髪にぶっかけるのではなく、まずはシャワー等で髪や頭皮の汚れを落とすことだ。同時に髪が濡れるので、それで泡立ちもよくなる。目に見える汚れや皮脂はぬるま湯で十分に洗い流せるので、その結果シャンプーの使用量も減ることで費用対効果が高くなる。本品を髪と頭皮によくなじませて(塗布する感じで)マッサージするように洗髪すると、洗い上りがよりサッパリとする。

体も洗わなくてはならないので「SEボディウォッシュ」を使用した。外で活動して汗や皮脂でベタついている体は不快で一刻も早くサッパリしたいのは男性の共通した願いだ。夏は高温多湿で分かりやすかったが、冬になると空気が乾燥しているのにどうしても皮脂は出てくる。脂は簡単には乾かないので冬でもベタつく感じがする原因はまさにこれだ。すでに髪を洗っているので体に十分なお湯はかかっている前提で本品で体を洗う。多くは必要ないので泡立ったら洗う要領で良さそうだ。不快な皮脂を取ることでサッパリとした洗浄感が得られ、風呂上りはしっとりと保湿されているのが特徴だ。風呂上りにサッパリはしているけどカサついていたのでは意味がない。そういうところまで考えて作られているのが本品のようだった。お風呂上がりのケアはトラベルキットで試してみる。

ケアにはプレゼントにも最適で、旅行に便利な「トラベルキット」で試してみた。耐久性の高い専用のポーチに化粧水と乳液が入ったセット。基本的なケアはこれでこなせる。

記者はフェリーでの船旅で使用してみた。最初から入っている化粧水や乳液は専用のポケットに収まるようになっていて、旅行に持って出てもポーチの中で動くことはない。またメッシュのポケットが付いているため、例えばカミソリ等のアイテムを入れておくことも可能だ。ファスナーも金属で非常に質感が高い。

船旅ではどうしても海を見るために外部甲板に出がちで、写真を撮ったり景色を眺めたりと意外に滞在時間は長い。当然ながら周りに障害物のない海の上なので肌のダメージも大きなものになる。
フェリーには大浴場が備えている場合が多いので、お風呂上りに化粧水と乳液を使用してみた。やはり余計な香りがなく、化粧水の浸透力が感じられるほどにじんわりとケアが行き届いている感覚があった。乳液はさほどべとつかず、そこはさすがに男性用だと感じた。男性は女性が感じる「しっとり」を「べたつき」と感じるケースが多いので、付けた感じがサラッとしていて保湿してくれるものを好む傾向にある。その点において男性用なので文句なしの使い心地と保湿感だ。もう一度デッキに出てみたが、顔にもう1枚表皮をかぶせたかのような感覚はきっちりとケアされている証なのだろう。
海の上というのは潮風や強風、直射日光と海面からの反射と最も過酷な条件がそろった場所なのだ。そこで本品のようなケア製品を試してみたので、通常の旅行やレジャー、ビーチリゾートでの使用は当然に問題はないはずだ。季節を問わずお肌の状態やケアが気になる男性は「専用品」を試してみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

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