初めて『平凡パンチ』を見たらいろいろと驚いた

  by 小林 英介  Tags :  

購入した『平凡パンチ』1973年12月17日号

私は古本を買うのが好きである。古本を買うために北海道から東京は神田・神保町まで足を運ぶほどだ。今年は数回神保町を訪れただろうか。それくらい古本が大好きなのだ。今回、新しく執筆させていただくにあたり、どのようなことをテーマにして書いたらよいか大変迷った。そこで古本をテーマに書かせていただこうと考えた次第だ。

平凡パンチを購入

私が今回購入したのは、雑誌『平凡パンチ』1973年12月17日号だ。神保町の@ワンダーで購入した。もともと、『平凡パンチ』という名の雑誌が過去に存在していたことは知っていたが、実際に手に取るのは初めてだった(『赤玉パンチ』と勘違いしていたときもあった。酒の飲みすぎである)。

今回の特集は「戦慄のドキュメント石油のなくなる日」だ。時代から推察するにオイルショックだろうか。当時のニュース映像ではスーパーなどからトイレットペーパーがなくなっていた。大変な時代だったのだ。

とにかく自由な誌面、今はできない

次に目次に目を通そう。今週の特集は5つ。①熱戦終了!!ああ<桜紙>の情緒と刺激、②男・菅原文太を構築する飢餓の青春と危機感の実相、③<パトカー>の構造と性能を緊急チェック、④初冬<12月>秘湯の湯・五選、⑤人物告知板美容○○○整形医RANKING10(○○○は伏字とした)ーの5つとなっている。

また「緊急!!ワイド・ジャーナル」では、同年11月末に発生した大洋デパート火災を取り上げているほか、誌面には沢山の○○○(伏字)の文字が。今も書いている雑誌はあるのかもしれないが、とにかく自由だった時代を象徴している。

ほかの写真を見ても、現代にこれをやったら炎上不可避なものばかり。複雑な思いを感じながら読み進めてゆくのだった。

(写真は筆者撮影)

北海道札幌市在住のライター・記者。1996年北海道滝川市生まれ。お堅い分野を中心として執筆しているが、面白い話題も大好き!!!!酒ばっかり飲んでいます。阪神ファンでもあります。 ホームページ: https://www.resume.id/eisukekobayashi

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