ジェネレーティブAI「Adobe Firefly」と「Midjourney」が生成した画像の違い

3月21日、Adobeが画像生成機能およびテキストエフェクトを中心としたジェネレーティブAI「Adobe Firefly」を発表しました。

Adobe Firefly: Family of New Creative Generative AI Models(YouTube)
https://youtu.be/DvBRj–sUMU

同社は「Adobe Fireflyは、他のクリエイターやブランドのIP(知的財産)を侵害するようなコンテンツの生成は行いません」と明言しています。

米半導体メーカーのNVIDIAでAI(人工知能)を研究しているジム・ファン博士が、上記コメントを立証するような画像をTwitterで公開しています。


https://twitter.com/DrJimFan/status/1642921475849203712

ファン博士が公開したのはAdobe FireflyとMidjourneyが生成した画像の比較画像です。「車の上でポーズを決めるデッドプール」というプロンプトからAdobe Fireflyが生成した画像が左で、Midjourneyが生成した画像が右となります。

Adobe Fireflyは著作権法に抵触しないようデッドプールとは似て非なるものを生成し、Midjourneyはプロンプト通りにデッドプールを正確に生成しています。


https://twitter.com/DrJimFan/status/1642921480311955458

「薄暗い通りの水たまりに大きく反射するピカチュウ」というプロンプからトAdobe Fireflyが生成したピカチュウ(左)と、Midjourneyが生成したピカチュウ(右)の比較画像です。


https://twitter.com/DrJimFan/status/1642921478072209409

Adobe Fireflyが生成したスーパーマリオ(左)と、Midjourneyが生成したスーパーマリオ(右)の比較画像です。プロンプトは「薄暗い通りの水たまりに大きく反射するスーパーマリオ」です。

ファン博士は「AIが生成した画像の著作権を保証しなければならない企業にとっては、Adobe Fireflyは大きなメリットになるかもしれません」「こうした企業は著作権法を遵守するため画像の品質を犠牲にすることもいとわないので、Midjourneyの魅力は下がることになります」ともコメントしています。

※画像:Twitterより引用
https://twitter.com/DrJimFan/status/1642921480311955458

※ソース:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000325.000041087.html

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