ホクレン農業協同組合連合会は、“北海道地チーズ”の魅力と楽しみ方を発信する都内最大級の地チーズイベント『北海道地チーズ博 2023』を2023年2月10日(金)から2月13日(月)まで渋谷ヒカリエで開催する。
開催に先立って報道関係者向けに行われた発表会を取材したのでレポートする。
本イベントの開催に合わせて、都内のカフェ&レストラン全6店舗で『レストランコラボweek ~いつもの街で、とけこむ幸せチーズ~』として地チーズを使用した特別メニューが提供される。さらに『北海道地チーズ博 2023』のイベント会場では、北海道地チーズ博公式Instagramとの連動企画として地チーズを使用したスイーツやレストランとのコラボを含む全5品を販売する。
都内のカフェ&レストラン全6店舗では2月4日(土)より『北海道地チーズ博 2023』特別コラボしたメニューの提供が開始される。期間中は各店舗で考案された特別メニューが提供され、各店舗のシェフが選んだイチオシの「北海道地チーズ盛り合わせ」が楽しめる。なお、それぞれの店舗で提供期間や提供内容が異なるので詳細は店舗に直接問い合わせていただきたい。
2月10日(金)から2月13日(月)までの期間中、渋谷ヒカリエで開催する『北海道地チーズ博 2023』のイベント会場では、地チーズを使用したスイーツ・全5品を数量限定で特別販売する。本稿で示した写真はそれら5品の一部である。
さて、チーズといっても世の中には数えきれないほどの種類が存在し、当然ながら作る地方や人によっても変わる。万人が美味しいと感じる一般的なチーズや、かなりクセのあるものまで多様だ。ただし生産国ではそのクセを喜ぶのが普通である。
チーズは発酵食品なので、その過程でさまざまな微生物が介在し、成分をうま味に変える。この際に独特の香りや風味が付く。これをどう感じるのかは個人の感覚によるので、食べてみないとわからない。
例えば日本人が大好きなカマンベールチーズの白い外殻は白カビの一種が付いたものだ。しかし日本では熟成がそれ以上進まないように殺菌していることが多く、日本人好みの風味を保ったまま販売されている。欧州では殺菌されていないチーズもあるため、そのまま熟成が進み自分好みの熟成度合いで食べることもある。このように同じ輸入されたチーズでも熟成度合いにより全く違うものになるので奥が深いというわけだ。さて北海道産ではどうなのか。
試食するために用意されたチーズは実に数十種類に及んだものの、そんなにチーズを食べることなどできず、厳密な食べ比べはできなかったが、ざっくり言ってしまうと同じ種類のチーズでも全く違う風味だということだ。
ぜひ好みの種類のチーズを複数味わい、自分だけのキング・オブ・チーズ(フランス語のフロマージュは男性名詞なので王者?)を決定して末永く食べ続けてみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影