なぜこうも人間は悪さを発表したくなるものなのだろうか。
有吉弘行さんがTwitterで、過去に飲酒した画像などをアップしている高校生を冷静にさらしていたことが昨日話題にもなっていたが、毎年毎年、Twitterで自身の悪事をツイート(つぶやく)人が増えている。
いくつかの事例を挙げていこう。
ツイッターで炎上した例
・とある病院に痛飲するJリーガーのカルテを見た、とツイートし炎上、生徒が内定を辞退
・関東一可愛い女子高生コンテンスト出場の女子高生が飲酒と過去の犯罪をツイートし炎上
・地震が起きて家が崩れた、と高校生がデマのツイートし炎上
・大学生が自身の通っている大学キャンパスの爆破を予告ツイートして炎上
とまぁ出てくるは出てくるわ。
上記目立ったものは、高校生~大学生世代の学生がツイートして炎上している。
もちろんその他にも、タレントがやってしまった件や、飲酒運転での炎上である。
Twitterがバカ発見器と呼ばれつつある由縁が、そこにある。
なぜこんなレベルの低いのか
我々(30代)が高校生~大学生のころといえば、インターネット黎明期。
ブラクラと呼ばれるものがあったり、ちょっと海外のエロサイトをのぞくとウィルスに感染したり、
無尽蔵にブラウザがポップアップで立ち上がって焦り、なんとかして事態を収める、
などといった経験値を少しずつ積みながらインターネットに慣れていった。
つまり、インターネット自体が少し怖いもの、おっかなびっくり触る、という人間が多かったのである。
今はデジタルネイティブという言葉が存在しているように、ネットは気づいたらそこにあるものになっている。
あまりにも慣れ親しみすぎているためか、警戒心がそこにあまりない。
インターネットの先にどんな人がいるのかという想像力が欠如しているユーザーが多数おり、
善悪の判断が冷静に出来るようになる前に、おバカツイートをしてしまうのである。
どうしたら良いか
もはや、炎上万歳で経験から学んでいくしかないのである。
いくら学校教育で、「ツイッターで違法行為をアップロードしちゃダメですよ」と言ったところで効果はない。
自分がそうだったように教育者の言葉に大半の学生は耳を貸さないし、ときに教育者がポカをしている事件もちらほら。
そもそも違法行為自体を抑制できていない学校教育に、それは期待しすぎというものだ。
炎上万歳。同世代がやってしまった数々の炎上を見て、自分はどうあるべきかを考えるしか手はないのだ。
ナイフで手を切ってしまったとき「痛い」と感じるように、怖い思いをしなければ「やばい」と感じないのが人間だ。
これからは炎上を見るたびに、これで学習した人が何人か増えたんだなぁと思いながら、
また、自分も気をつけねばと再認識しながら、顛末を見守っていくのが良いだろう。
ちなみに、冒頭の飲酒云々のエピソードは、有吉さんが飲酒学生を探し出して、
恣意的にさらしたわけではなく、理不尽に暴言を吐きつつTwitter上で絡んできた学生に対し冷静に咎めただけで、
今回の件は全面的に学生側に非があることは、誤解のないよう言及しておきたい。
※画像は有吉さんと学生のやりとりTweetのキャプチャ