「人間関係リセット症候群」
ここ三重県に私の母校「北勢中学校」がある。三重県は授業によって「班」と呼ばれる机を5つ集めた集団教育が行われている。そして、高校受験の前の三者面談でも校内順位を教えてもらえない。競争を煽るからダメだそうだ。三重県にも以前は「三進連」という統一テストがあったけれど、学校での偏差値追放・業者テスト排除の中で倒産してしまった。
日教組の組織率が全国平均31%の中、三重県は全国第1位の98% を誇っている。 同県は、校内暴力発生件数が4年連続全国ワースト3となっている。 1、2、4、5位が神奈川、大阪、兵庫、埼玉となれば、人口比率で見れば全国ワースト1位と言ってもいい。
高い組織率を背景に人事権を掌握。教育長ばかりでなく教育委員会メンバーも三重教組で牛耳られ、 異動も組合の横槍が入る。校長への昇進も組合の影響を色濃く受ける。
私は中学時代は成績が良くて四日市高校を受けた。四日市高校では成績上位者を廊下に貼りだすなど、競争が激しいと聞いていたので中学時代から
「先生方は偽善者(ヒポクリット)だ」
と思っていた。
「他人と比べるのはよくない」
そんな考えから徒競走で順位をつけないナゾ教育を方針とする学校があるようで、それに賛同する声も、最近チラホラと耳にします。
僕は、個人的にはこの“比べない教育”は微妙だと思っています。大人になって社会に出ると他人と比べられるのが当たり前。競争がない世界で生きていくことは、石油王の子どもでもない限り不可能です。(ひろゆき)
あなたは競争に反対ですか?私は賛成です。学校がいくら競争を否定しても、私はそれに賛同できない人間に育ちました。運動会で競争を否定しながら、高校受験も大学受験も就職試験もすべて競争である現実。
競争を否定している三重県に一番校内暴力が多い事実は皮肉としかいいようがありません。左翼はいつも内部分裂と内ゲバが盛んです。口では平和を唱えても、現実は右翼より暴力沙汰が多い。なぜか、考えてほしい。
私は四日市高校、名古屋大学に進むにつれて北勢中学校の人間関係をすべて断ち切りました。そして、アメリカのローガン中学校で教師をしている時に、日本人の知り合いの人間関係をすべて断ち切りました。
「人間関係リセット症候群」が注目を集めるのは、どのような社会的背景があるのか。早稲田大学文学学術院文化構想学部・石田光規教授は、関係をリセットする試みは「夜逃げ」など以前からあったとし、中学デビュー、高校デビュー、大学デビューもある意味でリセットであるとしつつも、現代社会は「リセットが見られやすくなった」「リセットがしやすくなった」と特徴を述べる。
先日、私は名古屋にある学校で“ノーパンしゃぶしゃぶ事件”について生徒に問われたので説明しました。すると、翌週教務から呼び出され「その言葉を使用するとセクハラです」と注意を受けました。
今の日本は言葉狩りが盛んです。
しかし、その一方で海外では特殊な店でしか売られていない無修正の写真満載の雑誌がコンビニで販売されている。私はこういう“嘘”や“偽善”が嫌いです。現実にあるものを、圧力をかけて無いかのようにふるまうのはウソつきです。
私はそんな嘘つきと友達になれない。友達どころか、一切かかわりたくない。だから、そんな人との関係は一切切り捨てます。
英国の進化心理学者サトシ・カナザワ(Satoshi Kanazawa)とノーマン・リー(Norman Li)のふたりが、2016年に発表した研究結果によると、多くの人々の幸福は、人口密度の減少と反比例して増加し(また、愛する人との高レベルの社会的交流の多さとも相関関係がある)、〈極めて知能が高い〉人間は、友人といっしょにいないときのほうが幸福だという。
これは、私の受験指導の経験でも言える。勉強のできる子は、勉強のできない子より一人でいることを好む。集団から切り離されても苦痛ではなく、むしろ煩雑な人間関係を切り捨てて生きている子が多い。
左翼は集団主義を理想とするから嫌われる。合格したかったら、群れることはやめた方がいいと思う。「みんな仲良く助け合い」なんて安いキャッチコピーを信じていたら、落ちるよ。