明石市長・泉房穂さんが苦言 / 日本子育て支援大賞の受賞で80万円を要求される

明石市長として知られている泉房穂さんが、自身の公式Twitterで、『日本子育て支援大賞』に対して苦言を呈している。2022年3月のこと、日本子育て支援大賞から明石市に「大賞にしたい」と連絡があったという。しかし、受賞するには80万円が必要と伝えられたそうだ。

「支払いが必要なのはおかしい」と感じた

賞というものに対して神格化しすぎている我々がおかしいのか、それとも「受賞業界では受賞に支払いが必要なのは常識」なのか、どちらが正しいかわからないが、明石市長の泉房穂さんは「支払いが必要なのはおかしい」と感じたようで、受賞を断ったという。以下は、泉房穂さんのTwitterコメントである。

<明石市長・泉房穂さんのTwitterコメント>

「『日本子育て支援大賞』というとイメージがいい。普通にいただけるなら、ありがたく思う。しかし、お金で賞を買うとなると、話は違う。実は今年の3月に主催者から『大賞』に推薦したいと明石市に連絡があったが、お断りをした。大賞受賞の条件として、“金銭を要求されたからだ。大人の世界だ・・・

「受賞の条件として「ロゴ使用料70万円」と「トロフィー代10万円」が必要と言われたので、ロゴは使わないし、トロフィーもいらないので、賞だけというわけにはいかないのかと、主催者に直接問合せをしたが、他の自治体には払ってもらっているので、とのことだった。関係者の皆さん、見直しの検討を!」


受賞時に金銭が必要なパターン

世の中には、さまざまな賞がある。なかには営利目的の賞もあり、受賞時には金銭が必要なパターンもある。営利目的ではない、という建前でも「受賞にはお金を払ってもらう必要がある」という展開があるようだ。

賞を得るためにお金が必要なのは不適切?

受賞には支払いが必要……。それが完全なる「悪」だとは言わないが、それを「純粋な賞」としてみることができない人がいるのも事実であり、「賞はお金で買うものではない」「賞を得るためにお金が必要なのは不適切」という価値観の人が多いと思うのだが、皆さんはどうお思いだろうか。



※冒頭画像はフリー素材サイト『写真AC』よりお金のイメージ

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