学生の皆さん、人事採用担当者の皆さん、お疲れ様です。
昨年から”新卒採用解禁日”がこれまでより2ヶ月遅い、12月1日からとなり、多くの学生さんは今ひっちゃかめっちゃかで就活に勤しんでいることだと思います。
ほんとお疲れ様です。
今回は、ちょいちょい巷で話題に上がる『SNS×就活』という視点で、
「つまるところSNS、どう活用しとけばいいの?」という疑問にお応えできればと思います。
疑問①:人事担当者は学生のFacebookを見てるの?
⇒(人数が絞られた段階では特に)見ているところが多くなってきた。
例えば知り合いの大手メーカー人事担当者は下記のように教えてくれました。
「弊社では2次面接までを現場の社員が担当するので、人事部がエントリーされた全員のFacebookをチェックすることはありません。ただ、1次面接を通過した、ある程度数が絞られた段階から徐々に、人事で個別にFacebookをチェックします。これは今年からルール化されました。ただ、Facebookが採用の決め手になる、ということはまだ無いですね。主にネガティブチェックの意味合いが強いです。最近はソーシャル上での発言で炎上している学生の方も少なくないので。」
また、規模の小さいIT企業からはこんな答えも
「書類の段階で全員見ます。Facebookが無い人はツイッターを探すこともあります。面接前の段階で、『あ、この子欲しいな』とチェックをつけることもあります。優秀な人材は取り合いですから、”選ぶ”という意識がこちらにあまり無いんです。早くいい学生を見つけて、こちらからアプローチしたいくらいです。」
さらにはこんな声も
「他社の人事担当者との交流も多いのですが、『Facebook見る?見てる?』という話は良く上がります。今年から突如ルール化された、なんて話も良く聞きます。ルール化は別として、全く見ていないという会社の方が少ないように感じますね。」
昨年まで都市伝説的に語られていた、企業のFacebook確認。
徐々に見るのが当たり前の時代になっているのでしょうか。
疑問②:何かした方がいいの?
⇒攻めと守りをしっかりと。
「その会社の悪口や、炎上するような非倫理的な発言をしない」という、”守り”の意識を持っておくことはもちろんですが、
最近ではFacebookを活用し、”企業と学生の接点を作る場”もたくさん生まれてきました。
これまでコンタクトしづらかった企業に、学生主体で積極的に交流ができる、そういう”攻め”の場として活用することもできます。
例えばサイバーエージェントが行う『CODE QUEST』では、プログラミングの問題でランキング1位の人は書類選考をパスできる、という試みがありました。
SNS自体が就活の場になる、なんていうことも今後増えて行きそうですから、
希望の企業のページは必ずチェックしておいた方がいいでしょう。
疑問③:新しい傾向は?
⇒「友人からのレコメンド」が次の展開になりそうです。
昨年末に登場した、企業に友人を推薦するサービス『Grrefer(グリファー)』に続き、
今年サービスを開始した『Reco-me(レコミー)』は、友達の長所や特技を評価・推薦することで、その人のソーシャル上での価値を可視化しようとするサービス。
友達から多くの評価を得ている人は起業から見ても安心できる人材ですし、TOEICや学歴では計れない、その人の社会人力を見ることができる、というサービスです。
友人など周囲を巻き込んで、『SNS×就活』はもっと加速していくのかも。
就活中の学生の方も、今年から就活が始まる学生の方も、SNSをうまく活用して満足行く結果を残してくださいね。
※画像 サイバーエージェント『CODE QUEST』(現在は終了)
http://codequest.cyberagent.co.jp/CodeQuest/index
※画像 Reco-me(レコミー)