山梨県山梨市と笛吹市で連続して発生している桃の大量盗難事件が2022年6月15~21日にかけて発生しています。生産者が真心こめて育てた桃を奪う無慈悲で非道な行為に、多くの日本国民が悲しみ、激怒しています。そもそも、盗まれた桃は成熟しておらず「まだ食べるに適さない状態」だったとの情報もあり、盗んだ者たちは何を考えているのか疑問です。
路上販売しただけで無法者扱いするの?
そんな物騒で無慈悲な事件が発生するなか、改めて問題視されているのが、桃を路上販売している軽トラックの無法者です。「路上販売しただけで無法者扱いするの?」と思うかもしれませんが、その大半が路上販売の許可を得ずにいるためNG。警察に見つかれば、即刻、立ち去るように注意されます。
急激に桃の軽トラック販売者が増えた?
2022年6月中旬あたりから「桃を軽トラックで販売していた」「桃を売る軽トラが増えた」との情報が、インターネット上や筆者の知人たちから増えはじめました。
桃の軽トラック販売をしている人に接触
一部には善良な販売者がいるかもしれませんが、軽トラックによる路上販売はほとんどが無許可といわれているので、筆者は購入しないようにしていました。しかし「どんな品質の桃なのか」「山梨県の盗難事件についてどう思うか」を聞いてみたくなり、とりあえず桃の軽トラック販売をしている人に接触を試みました。
桃を路上で売ってたオジサンが路上での無許可販売を警察官に注意されてました。7個300円は安すぎるから逆に不安なのでどうして安いのかしっかり明記したほうが良いと思う。あと警察と保健所に相談して路上販売許可をもらうべき pic.twitter.com/IB61NEs4sg
— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) June 24, 2022
まずは桃を売っているかどうかを聞いた
TwitterやFacebookや筆者の知人の情報によると、東京都内では小岩、新大久保、大久保、池袋、中目黒などの地域で頻繁に目撃されていることがわかりました。一日がかりでそれらの地域を巡回。かなり疲れましたが、ようやくJR大久保駅前で桃の軽トラック販売者を発見。はなから「無許可の販売者」と疑ってはいけないので、まずは普通に桃を売っているかどうかを聞いたのですが、「売れない」とのこと。
黄色のケースには「髙」という文字
近くに警官が立っていました。どうやら、無許可で桃を販売していたことを注意され、今から立ち去ろうとしているところだったようです。軽トラックにはたくさんの桃が積まれていて、桃が入った黄色のケースには「髙」という文字が書かれていました。このマークが書かれたケース、実は他の地域で目撃されている「桃の軽トラック販売者」も同様のものを使用していました。
ちなみに桃は7個300円という激安価格で売られていました。安い。安すぎる。どうすればそんなに安く売れるのか。ちょっと常識ではあり得ない価格です。
警官「やっちゃいけない場所なので」
警察官に「買えないんですか?」と聞いたところ「やっちゃいけない(商売しちゃいけない)場所なので」とのこと。この桃の軽トラック販売者、無許可で路上販売していたことが確定しました。
警察と保健所に相談して許可をもらって商売しよう
しっかりと路上での販売許可を得てから販売しないと、山梨県山梨市と笛吹市で連続して発生している桃の大量盗難事件との関連を疑われる可能性もあるので、警察と保健所に相談し、許可を得たほうが良いのではないかと思います。